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レクサスLBXの後部座席は狭い?広さ・乗り心地・装備を徹底評価!

レクサスブランドの新たなエントリーモデルとして、大きな注目を集めるコンパクトSUV「LBX」。これまでのレクサスにはなかったコンパクトなサイズ感と、比較的手頃な価格設定で、「レクサスを身近に感じられる一台」として人気が高まっています。

その一方で、購入を検討する上で気になるのが、やはり「後部座席」の広さや快適性ではないでしょうか。全長約4.2mというコンパクトなボディだけに、「後ろはやっぱり狭いの?」「大人が乗るのは厳しい?」「長距離移動は大丈夫?」といった疑問を持つのは当然のことです。特に、家族での利用や友人を乗せる機会がある方にとっては、後部座席の使い勝手は重要な判断材料となります。

この記事では、レクサスLBXの後部座席にフォーカスし、その実際の広さ、シートの座り心地や質感、リクライニング機能の有無、エアコンやUSBポートといった装備について、徹底的に検証していきます。オーナーや試乗者のリアルなレビュー、クチコミも参考にしながら、LBXの後部座席の良い点、そして正直なところ気になる点(狭さなど)を包み隠さずお伝えします。

ベース車両とされるヤリスクロスや、兄貴分にあたるUXとの比較も交えながら、LBXの後部座席の実力を明らかにしていきます。購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、ぜひ最後までご覧ください。

記事のポイント
  • レクサスLBXの後部座席は、コンパクトなボディサイズ相応に「狭い」という評価が多い
  • 大人が長時間快適に過ごすのは難しく、前席優先の設計思想がうかがえる
  • シート自体の質感や素材はグレードにより異なり、レクサスらしい上質さが感じられる
  • リクライニング機能はなく、快適装備も限定的。実用性には割り切りが必要

レクサスLBXの後部座席 実際の広さと乗り心地を徹底検証

  • 正直どうなの?後部座席の広さ 足元・頭上スペースのリアル評価
  • 大人が乗るのは厳しい? 長時間移動での快適性は?
  • シートの座り心地と質感 グレード(Relax/Cool等)による違い
  • 乗り心地は前席と違う? 後席での突き上げ感や振動
  • リクライニング機能は非搭載 背もたれの角度は固定
  • ヤリスクロスとの比較 後席スペースの違いはある?

正直どうなの?後部座席の広さ 足元・頭上スペースのリアル評価

  • レクサス最小モデルゆえ、後席スペースはかなり限定的
  • 足元(膝周り)も頭上(ヘッドクリアランス)も余裕は少ない
  • 大人4人での快適な移動は難しいという評価が多数

まず、レクサスLBXの後部座席の広さについて、単刀直入に言えば「狭い」という評価が大半を占めています。これは、LBXがレクサスラインナップの中で最もコンパクトなモデルであり、そのパッケージングにおいて、前席スペースやデザイン性を優先した結果とも言えます。

具体的なスペースを見ていくと、まず足元空間(膝周りのスペース)です。前席のシートポジションにもよりますが、大柄なドライバーの後ろに大人が座ると、膝が前のシートバックにかなり近づくか、場合によっては触れてしまう可能性が高いです。足を自由に動かす余裕はほとんどない、というのが正直なところでしょう。

頭上空間(ヘッドクリアランス)についても、同様に余裕はあまりありません。ルーフラインが後方に向かって下がっていくデザインの影響もあり、身長が高い方(例えば175cm以上)だと、頭が天井に触れてしまうか、かなりの圧迫感を感じる可能性があります。

シートの横幅も、大人3人が座るには明らかに窮屈です。インターネット上のレビューやクチコミを見ても、「後席は子供用」「短距離の送迎ならギリギリ」「大人が快適に乗るのは無理」といった厳しい意見が目立ちます。

レクサスブランドであっても、物理的なサイズの制約を超えることはできません。LBXの後部座席の広さに関しては、過度な期待はせず、あくまでコンパクトカーの範囲内、あるいはそれ以下と認識しておく方が良いでしょう。購入前には必ず実車で確認することが必須です。

やっぱり狭いのか…。覚悟はしてたけど、想像以上かもしれないな。デザインは良いんだけど、これだと人を乗せるのはかなり気を使うなぁ。ほぼ2シーターとして考えた方がいいのかも。

大人が乗るのは厳しい? 長時間移動での快適性は?

  • 成人男性が長時間座るのは、かなり窮屈で疲れる可能性が高い
  • 短時間の移動や、小柄な女性、子供なら許容範囲か
  • 快適性を求めるなら、他のモデルを検討すべきとの意見も

前述の通り、レクサスLBXの後部座席はスペース的に余裕がありません。では、実際に大人が乗って長時間の移動をした場合、快適性はどの程度なのでしょうか。

結論から言うと、成人男性が長時間(例えば1時間以上)快適に過ごすのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。足元が窮屈で膝を曲げた状態が続き、頭上にも圧迫感があるため、リラックスした姿勢をとることが難しいからです。体が自由に動かせないため、エコノミークラス症候群のリスクも気になるところです。

多くのレビューで、「短時間の移動なら我慢できるかもしれないが、長距離は絶対に乗りたくない」といった声が聞かれます。小柄な女性や、まだ体が小さい子供であれば、ある程度の時間は過ごせるかもしれません。

しかし、それでも決して快適とは言えないでしょう。シートのクッション性自体は悪くないのですが、スペース的な制約が快適性を大きく損なっているのが実情です。もし、日常的に後部座席に人を乗せる機会が多い、特に大人を乗せて長距離を移動する可能性があるという場合は、LBXは正直なところ不向きと言えます。

その場合は、予算が許すのであれば、兄貴分にあたるUXやNX、あるいは他ブランドのもう少し大きなSUVを検討した方が、同乗者の満足度は確実に高くなるでしょう。

LBXは、あくまでドライバーズカー、あるいは前席に乗る人のためのパーソナルな空間として捉えるべきなのかもしれません。

シートの座り心地と質感 グレード(Relax/Cool等)による違い

  • シート自体のクッション性やホールド性は良好
  • グレードによって素材が異なり、上質なレザーも選択可能
  • 狭いながらも、シートの質感はレクサス基準を保っている

後部座席のスペースは厳しい評価が多いLBXですが、シート自体の出来栄え、特に座り心地や質感については、一定の評価を得ています。スペースの問題さえなければ、シート自体は決して悪くありません。クッションには適度な厚みと弾力があり、体を優しく支えてくれます。座面の長さや背もたれの角度も、コンパクトカーとしては標準的なレベルで、極端に座りにくいということはないでしょう。

LBXの大きな特徴の一つが、グレードによってシートの素材やデザインが大きく異なる点です。例えば、「Relax」グレードでは、風合い豊かなセミアニリン本革シートが採用され、非常に高い質感を誇ります。

「Cool」グレードでは、スポーティな印象のウルトラスエードと本革のコンビネーションシートが採用されています。ベーシックなグレードでも、レクサス基準で選ばれた上質なファブリックや合成皮革(L tex)が用いられており、安っぽさを感じることは少ないはずです。ステッチの色や入れ方にもこだわりが見られ、細部まで丁寧に作り込まれている印象です。

このように、LBXの後部座席は、スペースこそ限られていますが、シートの質感においては、しっかりとレクサスブランドとしての価値を提供しようという意図が感じられます。特に上位グレードの内装は、コンパクトカーの枠を超えた高級感を演出しています。

ただし、どんなにシートが良くても、物理的な狭さが快適性を上回ることは難しい、という点は念頭に置く必要があります。

シートの質感はさすがレクサスって感じなんだね!狭いのは残念だけど、座った時の満足感は高そう。特にRelaxの本革シートは気になるなぁ。見た目の高級感は大事だよね。

乗り心地は前席と違う? 後席での突き上げ感や振動

  • 基本的には前席同様、しなやかでフラットな乗り心地
  • しかし、路面状況によっては後席の方が突き上げを感じやすい傾向も
  • 3気筒エンジンの振動は後席でも比較的抑えられている

レクサスLBXの乗り心地は、全体的に高く評価されていますが、前席と後部座席でその印象は少し異なる可能性があるようです。基本的には、レクサス専用のチューニングが施されたプラットフォームとサスペンションにより、クラスを超えたしなやかでフラットな乗り心地が後席でも体感できます。

一般的なコンパクトカーにありがちな、安っぽい突き上げ感やバタつきはうまく抑えられています。しかし、車の構造上、一般的に後席は前席に比べて、路面からの入力(特に突き上げ)を感じやすい傾向があります。

LBXも例外ではなく、荒れた路面や大きな段差を通過した際には、前席よりも後席の方がやや硬さを感じたり、突き上げが伝わってきたりするというレビューも見られます。

とはいえ、それが極端に不快なレベルかというと、そうではないという意見が多いようです。また、搭載されている1.5L 3気筒エンジンについても、その振動が後席にどれくらい伝わるかが気になるところです。

これについては、前席同様、後席でも不快な振動は比較的よく抑えられており、「言われなければ3気筒と分からない」レベルだという評価が一般的です。アイドリングストップからの再始動時などに、わずかに振動を感じる程度でしょう。

総合的に見ると、LBXの後部座席の乗り心地は、スペースの狭さを除けば、十分に快適なレベルにあると言えます。ただし、乗り心地の感じ方には個人差があるため、可能であれば試乗時に後席にも乗ってみることをお勧めします。

リクライニング機能は非搭載 背もたれの角度は固定

  • LBXの後部座席にリクライニング機能はない
  • 背もたれの角度は固定されており、調整不可
  • 長距離移動での快適性にはマイナス要素となる可能性

後部座席の快適性を左右する要素の一つに、リクライニング機能があります。背もたれの角度を調整できると、乗員の体格や好みに合わせて、よりリラックスした姿勢をとることができます。しかし、残念ながら、レクサスLBXの後部座席には、リクライニング機能は一切搭載されていません。背もたれの角度は固定されており、調整することはできません。

これは、コンパクトなボディサイズの中で、最大限の室内空間と荷室容量を確保するための設計上の判断と考えられます。リクライニング機構を設けると、その分スペースが必要になったり、構造が複雑になったりするため、コストや重量の面でも不利になります。

背もたれの角度自体は、標準的な体型の人であれば、それほど不自然な角度ではないように設計されています。しかし、長時間同じ姿勢で座り続けるのは、やはり疲労につながりやすいでしょう。

特に、後席に人を乗せて長距離を移動する機会がある場合には、リクライニング機能がないことは明確なデメリットとなります。乗員は、移動中ずっと同じ角度で座っていることを強いられるわけですから、途中で休憩を挟むなどの配慮が必要になるかもしれません。

LBXの後部座席は、あくまで短時間・短距離での利用を想定している、という設計思想の表れとも言えるでしょう。快適性を最優先するならば、リクライニング機能付きの他の車種を検討する必要がありそうです。

リクライニング無しはキツいなぁ…。背もたれの角度が自分に合わなかったら最悪だ。短距離ならいいけど、これで長時間は乗りたくないかも。ここは割り切りが必要なポイントだね、完全に。

ヤリスクロスとの比較 後席スペースの違いはある?

  • LBXはヤリスクロスと同じGA-Bプラットフォームを採用
  • 後席の絶対的な広さはヤリスクロスと同等か、やや狭い可能性も
  • ただし、シートの質感や乗り心地はLBXが明らかに上

レクサスLBXの購入を検討する際、ベース車両とされるトヨタ ヤリスクロスと比較する方も多いでしょう。特に気になるのが、後部座席の広さに違いがあるのかどうか、という点です。LBXとヤリスクロスは、同じGA-Bプラットフォームをベースにしていますが、ボディサイズはLBXの方が若干大きく(特に全幅)、ホイールベースもわずかに異なります。

しかし、実際に後部座席に座ってみると、その広さ感に大きな差はない、というのが多くの評価です。どちらもコンパクトSUVとして後席スペースは限られており、絶対的な広さという点では、LBXがヤリスクロスを明確に上回っているとは言えません。

むしろ、デザインや内装の作り込みによっては、LBXの方が若干タイトに感じる可能性すらあります。

では、何が違うのか?最大の違いは、やはり「質感」と「乗り心地」です。

LBXの後部座席は、ヤリスクロスと比較して、シートの素材、クッション性、そしてドアトリムなどの内装材の質感が明らかに上質です。また、静粛性を高めるための遮音材の追加や、サスペンションのチューニングにより、乗り心地もよりしなやかで快適になっています。

つまり、スペース的な広さは同等レベルでも、後席に座った時の「居心地の良さ」「高級感」という点では、LBXがヤリスクロスを大きくリードしていると言えます。

価格差を考慮した上で、この質感や乗り心地の違いにどれだけ価値を見出すかが、LBXを選ぶかどうかの判断基準の一つとなるでしょう。

LBX後席の装備と実用性 割り切りは必要?徹底レビュー

  • 後席の快適装備 エアコン吹き出し口やシートヒーターは?
  • USBポートはどこに? スマホ充電環境をチェック
  • ドリンクホルダーや収納スペース 使い勝手を評価
  • 乗り降りのしやすさ ドア開口部やフロア高
  • 荷室容量との関係 後席を倒した際のスペース
  • 後席利用を重視するなら? UXやNXとの比較
  • まとめ:LBXの後部座席 割り切りと満足のバランス

後席の快適装備 エアコン吹き出し口やシートヒーターは?

  • 後席専用のエアコン吹き出し口は基本的に装備されない
  • 後席シートヒーターの設定もない
  • 後席の快適装備は最小限と考えた方が良い

レクサスLBXの後部座席の快適性を考える上で、エアコン吹き出し口やシートヒーターといった装備の有無も気になるところです。

残念ながら、LBXの後部座席には、これらの快適装備は基本的に期待できません。まず、後席専用のエアコン吹き出し口ですが、多くのレビューや情報によると、LBXには装備されていないようです。センターコンソールの後端にも吹き出し口はなく、前席からのエアコンの風を後席に届ける形になります。

そのため、夏場や冬場に、後席まで快適な温度にするには時間がかかったり、温度ムラが生じたりする可能性があります。

次に、後席シートヒーターについても、現在のところ設定されているという情報は見当たりません。上位モデルのUXやNXでは、グレードやオプションで後席シートヒーターを選択できますが、LBXでは省略されているようです。これらの点から、LBXの後部座席の快適装備は、必要最低限、あるいはそれ以下に抑えられていると言わざるを得ません。

レクサスブランドとはいえ、エントリーモデルであり、コンパクトなサイズという制約の中で、コストやスペースの観点から割り切られた部分なのでしょう。

後部座席の快適性を重視するのであれば、これらの装備が充実している他の車種を検討する必要がありそうです。LBXの後席は、あくまで補助的なスペースという位置づけが色濃く反映されています。

えー、エアコン吹き出し口もシートヒーターも無いの?それはちょっと…。レクサスなのにそこまで割り切っちゃうんだ。夏とか冬とか、後ろに乗る人には申し訳ない感じになっちゃうね。

USBポートはどこに? スマホ充電環境をチェック

  • センターコンソール後端などにUSBポート(Type-C)を装備(グレード等による)
  • 後席乗員もスマートフォンなどを充電可能
  • ただし、ポート数や配置は限られる可能性あり

現代の必需品であるスマートフォンの充電環境は、後部座席においても重要です。レクサスLBXの後部座席には、USBポートが装備されているのでしょうか?情報によると、LBXにも後席用のUSB充電ポートが用意されているようです。

多くの場合、センターコンソールの後端、エアコン吹き出し口がない代わりに、USBポート(多くはType-C)が設置されています。これにより、後部座席の乗員も、移動中にスマートフォンやタブレットなどを充電することが可能です。

ただし、USBポートの数や位置、そして装備の有無は、グレードや仕様によって異なる可能性があります。

例えば、ベーシックなグレードでは装備されていない、あるいはポート数が少ないといったケースも考えられます。また、NXなどでオプション設定されているアクセサリーコンセント(AC100V)については、LBXでの設定は見当たりません。

後席での充電環境としては、USBポートが基本的な装備として用意されている、と考えておくのが良さそうです。もし後席に複数人が乗車し、同時に充電したい場合などは、シガーソケットから分岐するタイプのUSB充電器などを別途用意する必要があるかもしれません。

購入を検討する際には、自分が検討しているグレードに後席USBポートが装備されているか、そしてその数や位置を、実車やカタログで確認しておくことをお勧めします。

ドリンクホルダーや収納スペース 使い勝手を評価

  • 後席ドアポケットは存在するが、サイズは小さめ
  • センターアームレストは非装備のため、専用ドリンクホルダーはない
  • 収納スペースは全体的に最小限

後部座席でのちょっとした快適性を左右する、ドリンクホルダーや小物を置くための収納スペース。レクサスLBXの後部座席における収納関連の装備はどうなっているのでしょうか。まず、左右の後席ドアには、ドアポケットが備わっています。

しかし、そのサイズはあまり大きくなく、薄いものや小さなペットボトル程度なら収納できるかもしれませんが、大きなサイズのボトルや多くの小物を入れるのは難しいでしょう。そして、多くの車種の後席に装備されていることが多い、折りたたみ式のセンターアームレストですが、LBXには基本的に装備されていません。

そのため、アームレストに内蔵されているタイプのドリンクホルダーもありません。これは、後席スペースを少しでも広く見せるため、あるいはコスト削減のためと考えられますが、後席乗員にとってはやや不便な点と言えます。

前席のシートバックポケットについては、装備されているグレードもあるようですが、形状やサイズは確認が必要です。

全体的に見て、LBXの後部座席の収納スペースは、必要最低限、あるいはそれ以下に抑えられているという印象です。ドリンクを置く場所にも困る可能性があるため、後席に人を乗せる際には、置き場所に困らないような工夫が必要になるかもしれません。

この点も、LBXが後席の利便性よりも、前席優先、あるいはパーソナルユースを重視した設計であることを示唆しています。

アームレストもドリンクホルダーも無いの!?それは不便すぎる…。ペットボトルどこに置けばいいんだろ。収納少ないのはコンパクトカーの宿命かもしれないけど、もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。

乗り降りのしやすさ ドア開口部やフロア高

  • コンパクトなボディサイズのため、ドア自体の大きさは標準的
  • ドアの開口角度はまずまずだが、後席へのアクセスはやや窮屈
  • フロア高はSUVとしては低めで、乗り込みやすい面も

レクサスLBXの後部座席への乗り降りのしやすさは、どう評価されているのでしょうか。まず、ドアの開口角度については、特に狭すぎるということはなく、標準的なレベルは確保されているようです。

しかし、LBXは全長約4.2mのコンパクトなSUVであり、ホイールベースもそれほど長くありません。そのため、後席ドアの開口部自体の前後幅があまり大きくなく、乗り込む際には少し体をかがめたり、足を大きく動かしたりする必要があるかもしれません。特に、前席のシートポジションが後ろ寄りだと、後席へのアクセスはやや窮屈に感じられるでしょう。

一方で、フロア(床面)の高さについては、SUVとしては比較的低めに抑えられています。これは、ベースとなっているGA-Bプラットフォームの特徴でもあり、地面からフロアまでの段差が少ないため、足を高く上げなくても乗り込みやすいというメリットがあります。

この点は、小柄な方や高齢の方にとっては、乗り降りのしやすさにつながるかもしれません。総合的に見ると、ドア開口部の狭さという点では少しマイナスですが、フロアの低さという点ではプラス評価もできます。

ただし、やはり後席スペース自体の狭さが影響し、全体的な乗り降りのしやすさとしては、「楽々」とは言えないレベルかもしれません。特にチャイルドシートの設置や、お子様の乗せ降ろしなどを頻繁に行う場合は、実際に試してみることをお勧めします。

荷室容量との関係 後席を倒した際のスペース

  • 後席使用時の荷室容量はコンパクトSUVとしては標準的
  • 後席を倒すことで長尺物も積載可能になる
  • ただし、倒した際にフラットにはならず段差が残る

後部座席の広さは限られているLBXですが、荷室(ラゲージスペース)の容量や使い勝手はどうでしょうか。後部座席を使用した状態での荷室容量は、駆動方式によって若干異なりますが、おおむねコンパクトSUVとしては標準的なレベルを確保しています。

日常的な買い物や、数泊程度の旅行の荷物であれば、十分に積載可能です。しかし、絶対的な容量が大きいわけではないため、ゴルフバッグや大型スーツケースなど、かさばる荷物を積む際には工夫が必要となる場合があります。

後部座席は6:4の分割可倒式になっており、背もたれを前方に倒すことで、荷室スペースを拡大することができます。

これにより、普段は積めないような長尺物や、より多くの荷物を積むことが可能になります。シートを倒す操作は、肩口のレバーで行うシンプルなものです。

ただし、注意点として、後部座席を倒した際に、荷室フロアと背もたれ背面が完全なフラット(平ら)にはなりません。

やや段差が残ってしまうため、荷物を奥までスムーズに滑り込ませたり、車中泊などで平らなスペースを確保したりするのは難しいでしょう。

この点は、実用性を重視するユーザーにとってはマイナスポイントとなるかもしれません。LBXの荷室は、後席スペースと同様に、ある程度の割り切りが必要な部分と言えます。積載性を最優先するのであれば、より大きなUXやNXを検討する方が良いでしょう。

荷室はまあまあ普通って感じかな。後ろの席倒せるのは便利だけど、フラットにならないのはちょっと残念。でも普段使いなら問題なさそうだね。ゴルフバッグ積むのはコツがいるかも?

後席利用を重視するなら? UXやNXとの比較

  • 後席の広さや快適性を重視するなら、UXやNXの方が明らかに有利
  • UXもコンパクトだがLBXよりは後席に余裕がある
  • NXはさらに広く、快適装備も充実している

もしあなたが、レクサスのSUVを検討していて、なおかつ後部座席の利用頻度が高い、あるいは後席の快適性を重視したいと考えているならば、LBX以外のモデル、具体的にはUXやNXと比較検討することをお勧めします。

まずUXですが、LBXと同じくコンパクトSUVに分類されますが、ボディサイズはLBXよりも一回り大きいです。そのため、後部座席のスペースにも差があり、特に足元空間などはUXの方がゆとりがあります。

劇的に広いわけではありませんが、LBXよりは快適に過ごせる可能性が高いでしょう。

次にNXですが、こちらはミドルサイズSUVとなり、LBXやUXよりもさらに車格が上がります。後部座席の広さはもちろんのこと、シートのサイズやクッション性、そして快適装備(リクライニング機能やシートヒーター、独立エアコンなど)の充実度においても、NXが明らかに上回っています。

家族での利用や長距離ドライブを快適にこなしたいのであれば、NXの方が適任と言えます。もちろん、UXやNXはLBXよりも車両価格が高くなります。予算との兼ね合いもありますが、後部座席の快適性や実用性をどの程度重視するかによって、選ぶべきモデルは変わってきます。

LBXはあくまでパーソナルユース、あるいは前席優先のキャラクターであることを理解した上で、もし後席の利用が多いのであれば、多少予算を上げてでもUXやNXを検討する価値は十分にあるでしょう。

まとめ:LBXの後部座席 割り切りと満足のバランス

  • レクサスLBXの後部座席は、コンパクト設計のため「狭い」という評価が多い。
  • 足元、頭上ともにスペースは限られ、大人の長時間乗車は厳しい。
  • シート自体の質感は高く、グレードによっては本革なども選択可能でレクサスらしさを感じる。
  • 乗り心地はクラスを超えたレベルと評価されるが、後席ではやや硬さを感じることも。
  • リクライニング機能はなく、背もたれ角度は固定。
  • エアコン吹き出し口やシートヒーターなどの後席用快適装備は基本的にない。
  • USBポートは装備される場合があるが、収納スペースは最小限。
  • 荷室容量も限られ、後席を倒してもフラットにはならない。
  • ヤリスクロスと広さは大差ないが、質感や乗り心地はLBXが上。
  • 後席の実用性・快適性を重視する場合は、UXやNXと比較検討すべき。
  • LBXの後部座席は「割り切り」が必要であり、前席優先のパーソナルな使い方に適している。
当サイト運営者からのお礼とアドバイス。

こんにちは、「後席の広さは正義!」と密かに思っている運営者です。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます!

レクサスLBX、本当に話題の車ですよね!一番小さいレクサスってどんな感じなんだろう?って、私もすごく気になっていました。で、やっぱり皆さんが気になるのは「後部座席、どうなのよ?」ってことだと思います。

正直に言うと、今回の調査で「LBXの後席は広い!」という声は、残念ながらほとんど聞かれませんでした…。やっぱり、あのコンパクトなサイズを実現するためには、どこかで割り切りが必要だった、ということなのでしょう。特に、後席に人を乗せる機会が多い方にとっては、ちょっと厳しい現実かもしれません。

でも、だからといってLBXがダメな車かというと、全くそんなことはありません!前席の空間や、レクサスならではの上質な乗り心地、洗練されたデザイン、そして優れた燃費性能など、たくさんの魅力を持っていることも事実です。要は、「何を重視するか」なんですよね。

もしあなたが、「普段は一人か二人で乗ることがほとんど」「たまに人を乗せるとしても短距離だけ」「とにかくカッコよくて上質なコンパクトカーが欲しい!」ということであれば、LBXは最高の選択肢になるかもしれません。後席の狭さというデメリットを理解した上で、それを上回るメリットを感じられるかがポイントです。

逆に、「家族みんなで快適にドライブしたい」「荷物もたくさん積みたい」というのであれば、LBXは少し窮屈かもしれません。その場合は、UXやNX、あるいは他のメーカーのもう少し大きな車も視野に入れてみるのが良いでしょう。

大切なのは、ご自身のライフスタイルや車の使い方を正直に見つめ直して、LBXが本当にフィットするのかどうかを判断すること。ぜひ、ディーラーで実際に後部座席に座ってみて、「これなら大丈夫!」と思えるか、「うーん、やっぱり狭いな…」と感じるか、ご自身の感覚を確かめてみてくださいね。

あなたのカーライフにぴったりの一台が見つかることを、心から願っています!