レクサスブランドの中でも特に人気の高いミドルサイズSUV、NX。洗練されたデザインと先進的な機能、そしてレクサスならではの上質な走りで、多くのドライバーを魅了しています。
都市部での取り回しも良く、アクティブなライフスタイルにもフィットするNXは、自分自身の運転を楽しむだけでなく、家族や友人を乗せて出かける機会も多いのではないでしょうか。そうなると気になるのが、やはり「後部座席の快適性」ですよね。
実際にNXの後ろに乗る人は、どれくらい快適に過ごせるのでしょうか?足元や頭上のスペースは十分なのか、シートの座り心地は良いのか、リクライニングはするのか、長距離移動でも疲れにくいのか…。また、スマートフォンの充電ができるUSBポートやコンセント、エアコンの吹き出し口、冬場に嬉しいシートヒーターといった装備の有無も気になるところです。
この記事では、そんなレクサスNXの後部座席に焦点を当て、その広さ、快適性、そして装備されている機能について、関連キーワードを盛り込みながら徹底的に解説していきます。上位モデルのRXや、ライバルとされるトヨタ ハリアーとの比較も交えながら、NXの後部座席の実力を明らかにしていきます。NXの購入を検討している方、特に後部座席の使い勝手を重視している方は必見です。
- レクサスNXの後部座席は、大人でも比較的快適に過ごせる広さを確保
- 上質なシート素材と座り心地の良さがレクサスならではの魅力
- リクライニング機能やシートヒーターはグレードやオプションで装備可能
- USBポートやAC100Vコンセントなど、便利な快適装備も用意されている(グレード・オプションによる)
レクサスNXの後部座席を徹底チェック!広さ・快適性・装備の実力は?
- 気になる後部座席の広さ 足元スペースと頭上空間を評価
- シートの座り心地と質感 レクサスならではの上質さ
- リクライニング機能は付いてる? 快適な姿勢を保てるか
- 後席エアコン吹き出し口と操作パネルの有無
- シートヒーターは装備される? 冬場の快適性をチェック
- 乗り降りのしやすさとドアの開口角度
気になる後部座席の広さ 足元スペースと頭上空間を評価

- 現行NXは旧型に比べ後席スペースが拡大している
- 大人でも膝周りや足元に十分なゆとりがある
- 頭上空間も一般的な身長であれば圧迫感は少ない
レクサスNXの後部座席の広さは、購入を検討する上で非常に気になるポイントだと思います。結論から言うと、現行(2代目)NXの後部座席は、ミドルサイズSUVとして十分なスペースが確保されており、大人が乗っても比較的快適に過ごすことができます。
特に、先代モデルと比較してホイールベースが延長されたことにより、後席の足元スペース(膝周りの空間)にはかなりのゆとりが生まれました。身長が高い方でも、前のシートに膝が当たるような窮屈さは感じにくいでしょう。
センタートンネルの張り出しも比較的抑えられているため、中央席に座る場合でも、足元の収まりは悪くありません。頭上空間(ヘッドクリアランス)についても、一般的な体型の方であれば、ルーフに頭がつくような圧迫感を感じることは少ないはずです。
ただし、パノラマルーフなどのオプションを装着した場合や、身長が特に高い方の場合は、少しタイトに感じる可能性はあります。シートの横幅も十分に確保されており、大人2名が隣り合って座っても、窮屈さは感じにくいでしょう。
もちろん、上位モデルのRXや、より大型のSUVと比較すれば絶対的な広さでは劣りますが、同クラスのミドルサイズSUVの中では、NXの後部座席は十分に広く、快適な空間が確保されていると言えます。実際にディーラーで試乗する際には、ぜひ後部座席にも座って広さを体感してみてください。
シートの座り心地と質感 レクサスならではの上質さ

- シートのクッション性が高く、長時間の乗車でも疲れにくい
- グレードに応じてL tex(合成皮革)や本革シートが選択可能
- 細部の作り込みやステッチなど、質感の高さが感じられる
レクサスNXの後部座席の魅力は、広さだけではありません。シート自体の座り心地や質感の高さも、レクサスならではのこだわりが感じられる部分です。まず、シートのクッション性です。適度な厚みと硬さを持つクッションが採用されており、体をしっかりと支えつつ、路面からの振動を効果的に吸収してくれます。これにより、長時間のドライブでも疲れにくく、快適な座り心地を提供します。
シート表皮の素材も、グレードによって異なります。標準的なグレードでは上質なファブリックが用いられますが、上位グレードやオプションを選択することで、レクサス独自の合成皮革である「L tex(エルテックス)」や、しっとりとした肌触りの本革シートを選ぶことができます。特に本革シートは、見た目の高級感はもちろん、座った時のフィット感や触感も格別です。
また、シートのデザインやステッチの入り方など、細部の作り込みにもレクサスらしい丁寧さが感じられます。単に移動するための座席ではなく、乗員をもてなすための空間として、細部にまで配慮が行き届いている印象です。座面の長さや角度も適切に設計されており、リラックスした姿勢を保ちやすい点も評価できます。
広々としたスペースと、この上質なシートが組み合わさることで、NXの後部座席はクラスを超えた快適な移動空間を実現していると言えるでしょう。
リクライニング機能は付いてる? 快適な姿勢を保てるか

- 現行NXの後部座席にはリクライニング機能は標準装備されていない
- ただし、一部グレードやメーカーオプションで電動リクライニング機能が選択可能
- リクライニングがあれば、よりリラックスした姿勢でくつろげる
長距離ドライブなどで後部座席の快適性を高める上で、リクライニング機能の有無は重要なポイントです。残念ながら、現行(2代目)レクサスNXの後部座席には、リクライニング機能は標準では装備されていません。
多くのSUVやセダンで、後席の背もたれの角度がある程度固定されているのは一般的ですが、NXも基本的には同様です。
しかし、諦めるのはまだ早いです。NXには、一部の上位グレード(例えば “version L” など)や、メーカーオプションとして、後席の電動リクライニング機能を選択することが可能です。この電動リクライニング機能があれば、スイッチ操作で背もたれの角度を好みに合わせて調整することができます。
少し角度を倒すだけでも、体への負担が軽減され、よりリラックスした姿勢でくつろぐことができます。特に、後部座席に人を乗せる機会が多い方や、長距離移動での快適性を重視する方にとっては、非常に価値のある機能と言えるでしょう。
ただし、この電動リクライニング機能は後から追加することはできません。新車購入時に、どのグレードに設定されているか、オプションとして選択する必要があるかなどを、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
中古車でNXを探す場合も、希望するならリクライニング機能付きの車両かどうかをチェックすることが重要です。リクライニング機能の有無は、後席の快適性を大きく左右するポイントの一つです。
後席エアコン吹き出し口と操作パネルの有無

- 後席専用のエアコン吹き出し口はセンターコンソール後部に標準装備
- 後席で独立して温度調整ができる操作パネルは上位グレード等に設定
- 全席で快適な温度環境を保つための配慮
夏場の暑い日や冬場の寒い日など、車内の温度環境は快適性に直結します。レクサスNXの後部座席には、乗員の快適性を高めるためのエアコン関連の装備が用意されています。
まず、後席専用のエアコン吹き出し口は、前席の間にあるセンターコンソールの後端に、多くのグレードで標準装備されています。これにより、前席だけでなく後席にも直接エアコンの風を送ることができ、車内全体の温度を効率よく調整することが可能です。特に夏場など、後席まで冷風が届きにくい状況を防ぐのに役立ちます。
さらに、一部の上位グレードやオプションを選択すると、後席で独立して温度設定や風量調整ができるエアコン操作パネルが装備されます。これにより、後席の乗員が自分の好みに合わせて、より細かく温度をコントロールできるようになります。
前席と後席で体感温度が異なる場合などに非常に便利な機能です。この独立した操作パネルがないグレードでも、前席のエアコン設定が後席にも影響するため、基本的な快適性は確保されています。
しかし、よりパーソナルな快適性を求めるのであれば、後席独立温度調整機能付きのグレードやオプションを検討する価値はあるでしょう。レクサスNXは、後席に乗る人のこともしっかりと考え、快適な室内環境を提供するための配慮がなされていると言えます。
シートヒーターは装備される? 冬場の快適性をチェック

- 後席シートヒーターは一部グレードやオプションで設定可能
- 寒い季節でも後席乗員が暖かく快適に過ごせる
- 温度調整機能が付いている場合もある
冬場の寒い時期、車に乗り込んだ時のシートの冷たさは、特に革シートの場合など、ヒヤッとして不快に感じることがありますよね。
そんな時に活躍するのがシートヒーターです。レクサスNXの後部座席にも、このシートヒーターが装備される場合があります。ただし、標準装備ではなく、リクライニング機能と同様に、一部の上位グレード(例えば “version L” など)に標準装備されていたり、メーカーオプションとして設定されていたりします。
後席シートヒーターがあれば、寒い日でもスイッチを入れることでシート座面や背もたれが暖かくなり、後席の乗員も快適に過ごすことができます。特に、冷え性の方や、小さなお子様を乗せる機会が多い方にとっては、非常にありがたい装備と言えるでしょう。
装備される場合、多くは左右の座席それぞれにヒーターが内蔵されており、個別にオン・オフの操作が可能です。モデルやグレードによっては、温度を数段階に調整できる機能が付いている場合もあります。
エアコンと併用することで、より効率的に体を温めることができ、冬場のドライブの快適性が格段に向上します。こちらも後から追加することはできない装備ですので、新車購入時に必要かどうかを検討し、設定のあるグレードやオプションを選ぶ必要があります。
中古車を探す際も、冬場の利用シーンを想定して、後席シートヒーターの有無を確認しておくと良いでしょう。
乗り降りのしやすさとドアの開口角度

- 後席ドアの開口角度は広く、乗り降りは比較的しやすい
- サイドステップ(敷居)の高さも適切で、足を上げやすい
- ただし、車高があるため小柄な方や高齢者は注意が必要な場合も
後部座席の快適性には、乗り降りのしやすさも含まれます。特に、小さなお子様や高齢の方を乗せる機会が多い場合は、重要なチェックポイントとなるでしょう。レクサスNXの後席ドアは、比較的大きな開口角度が確保されています。これにより、体をかがめたり、窮屈な思いをしたりすることなく、スムーズに乗り降りすることが可能です。
ドアの開口部下側のサイドステップ(敷居)の高さも、SUVとしては適切に設計されており、足を大きく上げなくても乗り込めるように配慮されています。また、Bピラー(前席と後席の間の柱)付近には、乗降用のグリップ(アシストグリップ)が装備されている場合が多く、これを掴むことで体を支えながら安全に乗り降りすることができます。
ただし、NXはSUVであるため、セダンなどに比べるとフロア(床面)の位置は高めになります。そのため、身長が低い小さなお子様や、足腰に不安のある高齢の方にとっては、乗り降りの際に少し「よじ登る」ような感覚があるかもしれません。
特に、車高がノーマルよりも高くなるようなカスタム(インチアップなど)をしている場合は注意が必要です。とはいえ、全体的に見て、レクサスNXの後部座席の乗り降りのしやすさは、ミドルサイズSUVとして標準的なレベル、あるいはそれ以上の配慮がされていると言えるでしょう。
実際に乗り降りを試してみて、ご自身や同乗される方の体格に合っているかを確認することをおすすめします。
NX後部座席の使い勝手を向上させる機能とオプション・他車比較
- スマホ充電に必須 USBポートやアクセサリーコンセント(AC100V)
- 後席用モニターは装着できる? エンターテインメント機能
- 収納スペースは十分? ドリンクホルダーやポケット類
- 6:4分割可倒式シートと荷室の使い勝手
- 上位モデルRXとの後席比較 広さと豪華さの違い
- ライバル車ハリアーの後部座席との比較ポイント
- まとめ:レクサスNXの後部座席 総合評価と選び方
スマホ充電に必須 USBポートやアクセサリーコンセント(AC100V)

- 後席にもUSBポート(Type-Cなど)が装備される場合が多い
- アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)がオプション設定されていることも
- スマートフォンの充電や小型家電の使用に便利
現代のカーライフにおいて、スマートフォンの充電環境は非常に重要です。特に後部座席に長時間乗る場合、充電切れの心配なく過ごせるかどうかは、快適性を大きく左右します。レクサスNXの後部座席には、このニーズに応えるための装備が用意されています。
多くのグレードで、センターコンソール後端のエアコン吹き出し口の下あたりに、後席用のUSBポート(多くはType-C)が複数装備されています。これにより、後席の乗員が同時にスマートフォンやタブレットなどを充電することが可能です。さらに注目したいのが、一部グレードやメーカーオプションで設定されているアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)です。
これは、家庭用のコンセントと同じAC100Vの電源を車内で使用できる機能で、スマートフォンの充電はもちろん、ノートパソコンの使用や、消費電力の低い小型家電(例えばゲーム機や電気ポットなど)を使うことも可能です。(使用できる電気製品には制限があります)
災害時など、非常用電源としても役立つ可能性があり、アウトドアレジャーなどでも重宝するでしょう。このアクセサリーコンセントは、ラゲージスペース(荷室)に設置される場合もありますが、後席付近にも設置オプションがあるか確認する価値はあります。
これらの充電・給電機能の有無や数は、グレードやオプションによって異なります。特にアクセサリーコンセントは便利な機能ですが、設定がない場合やオプション費用がかかることもありますので、新車購入時や中古車選びの際には、自分の使い方に合わせて必要かどうかを検討し、装備内容を確認しましょう。
後席用モニターは装着できる? エンターテインメント機能

- レクサス純正オプションとして後席用モニターの設定は基本的にない
- 社外品のモニターを取り付けることは可能だが、注意が必要
- タブレットなどを活用するのが現実的な選択肢か
小さなお子様がいるご家庭などでは、長距離ドライブの際に後部座席でDVDや動画を楽しめるように、後席用モニター(リアモニター)の装着を検討される方もいるかもしれません。
しかし、現在のレクサスNXには、メーカー純正オプションとして後席用モニターの設定は基本的に用意されていません。これは、近年のスマートデバイスの普及により、各自がタブレットやスマートフォンで動画などを楽しむスタイルが一般的になったことも影響していると考えられます。
では、後付けで装着することはできないのでしょうか?カー用品店などで販売されている社外品の後席用モニター(ヘッドレスト取り付け型やフリップダウン型など)を、NXに取り付けること自体は可能です。しかし、取り付けには配線作業などが必要となり、車両の保証に影響が出たり、内装を傷つけたりするリスクも伴います。
また、取り付け位置によっては、後方視界を妨げたり、衝突時の安全性に問題が生じたりする可能性もゼロではありません。取り付けを検討する場合は、信頼できる専門業者に相談し、リスクを十分に理解した上で実施する必要があります。
現実的な選択肢としては、タブレットホルダーなどを活用して、手持ちのタブレット端末を後部座席で視聴できるようにするのが、最も手軽で安全な方法と言えるかもしれません。
NXにはUSBポートも装備されているため、充電しながら視聴することも可能です。純正ナビゲーションシステムの映像を後席モニターに映したい、といった特別な希望がない限りは、後付けモニターよりもタブレットの活用を検討するのがおすすめです。
収納スペースは十分? ドリンクホルダーやポケット類

- 後席ドアポケットは標準的なサイズ
- センターアームレストにドリンクホルダーを装備
- 前席シートバックポケットもあり、小物の収納に便利
後部座席で快適に過ごすためには、飲み物やスマートフォン、雑誌などを置ける収納スペースの存在も意外と重要です。レクサスNXの後部座席には、必要十分な収納スペースが確保されています。
まず、左右の後席ドアには、ドアポケットが備わっています。ペットボトルや地図、小物などを収納するのに十分なサイズですが、特別大きいというわけではありません。
次に、後席中央には、折りたたみ式のセンターアームレストが装備されている場合が多いです(グレードによる)。このアームレストには、通常2個分のドリンクホルダーが内蔵されており、飲み物を安定して置くことができます。アームレスト自体の幅も広く、肘を置いてリラックスするのにも役立ちます。
さらに、前席(運転席・助手席)のシートバック(背面)には、シートバックポケットが装備されています。雑誌やタブレット、薄手の書類などを収納するのに便利です。これらの収納スペースは、特別に豊富というわけではありませんが、後部座席で過ごす上で最低限必要とされる機能は満たしていると言えるでしょう。
ただし、センターアームレストやシートバックポケットの有無、形状などはグレードによって異なる場合があります。例えば、F SPORTなどスポーティなグレードでは、シート形状の違いからポケットの形状が異なることもあります。
細かな点ではありますが、実際に展示車などで確認し、自分の使い方に合った収納スペースが確保されているかチェックしておくと良いでしょう。
6:4分割可倒式シートと荷室の使い勝手

- 後部座席は6:4の分割可倒式が基本
- シートを倒すことで荷室空間を拡大できる
- 電動格納機能付きのグレードやオプションも存在
レクサスNXはSUVであり、荷室(ラゲージスペース)の使い勝手も重要なポイントです。後部座席のシートアレンジ機能は、荷室の容量や利便性に大きく関わってきます。NXの後部座席は、多くのグレードで6:4の分割可倒式となっています。
これは、後部座席の背もたれを、運転席側(6割)と助手席側(4割)に分けて倒すことができる機能です。これにより、乗車人数や積みたい荷物の大きさ、長さに合わせて、柔軟にシートアレンジを変更することが可能です。
例えば、後部座席に1人または2人乗車したまま、スキー板やゴルフバッグのような長い荷物を積むことができます。後部座席をすべて倒せば、さらに広大な荷室空間が出現し、大きな荷物やたくさんの買い物を積む際に役立ちます。
シートを倒す操作は、通常、肩口にあるレバーや、荷室側にあるスイッチで行います。さらに、一部の上位グレードやオプションでは、電動格納・引き起こし機能付きの後席シートが装備されている場合があります。
スイッチ一つでシートを倒したり起こしたりできるため、特に荷物で手がふさがっている時などに非常に便利です。力も不要なので、女性や高齢の方にも優しい機能と言えます。
ただし、シートを倒した際に、荷室フロアと完全にフラット(平ら)になるわけではなく、多少の段差や傾斜が生じる点は留意が必要です。車中泊などを考えている場合は、マットなどで段差を解消する工夫が必要になるかもしれません。
上位モデルRXとの後席比較 広さと豪華さの違い

- RXはNXよりもボディサイズが大きく、後席空間もより広い
- シートのサイズやクッション性、装備の豪華さもRXが上回る
- 価格差も大きいため、求める広さや快適性で選択
レクサスNXの購入を検討する際、同じレクサスSUVの上位モデルである「RX」と比較する方もいるでしょう。特に後部座席の広さや快適性において、NXとRXにはどのような違いがあるのでしょうか。
まず、ボディサイズがRXの方がNXよりも一回り大きいため、後部座席のスペースもRXの方が全体的に広々としています。特に、左右方向のゆとり(ショルダールーム)や、足元スペースの広さはRXに軍配が上がります。
大人3人が後席に座るような場面では、RXの方がより快適に過ごせるでしょう。シート自体のサイズやクッション性も、RXの方がより大きく、厚みがあり、ゆったりとした座り心地を提供します。
装備面でも、RXはNXよりも豪華な仕様となっています。例えば、後席の電動リクライニング機能やシートヒーター、ベンチレーション(送風機能)などが、より多くのグレードで標準装備されていたり、オプション設定が充実していたりします。
後席用の大型ディスプレイ(リアエンターテインメントシステム)がオプションで用意されている場合もあります。もちろん、これらの広さや豪華さの違いは、車両価格の差にも表れています。RXはNXよりも数百万円単位で価格が高くなります。
どちらを選ぶかは、予算はもちろんのこと、後部座席にどれくらいの広さや快適性を求めるか、そして普段どのような使い方をするかによって決まります。NXでも十分な快適性は確保されていますが、常に大人数を乗せる機会が多い方や、後席の快適性を最優先したい方にとっては、RXの方がより満足度の高い選択となるでしょう。
ライバル車ハリアーの後部座席との比較ポイント

- NXとハリアーはプラットフォームを共有する兄弟車
- 後席の広さ感は同等レベルだが、内装の質感はNXが上
- 装備内容(リクライニング、USB等)はグレードによって比較が必要
レクサスNXと比較検討されることが多い車種の一つに、トヨタブランドの「ハリアー」があります。現行NXと現行ハリアーは、プラットフォーム(車の土台となる部分)を共有する兄弟車のような関係にあり、ボディサイズも比較的近いため、特に後部座席の広さが気になる方も多いでしょう。
実際に比較してみると、後部座席の広さ感(足元スペースや頭上空間)については、NXとハリアーで大きな差は感じられないかもしれません。どちらもミドルサイズSUVとして十分なスペースを確保しています。
ただし、シートの形状やクッション性、そして内装全体の質感については、やはりレクサスブランドであるNXの方が、より上質で高級感のある仕上がりとなっています。シート表皮の素材、ドアトリムの触感、細部の作り込みなどに違いが見られます。
装備面については、グレードによって比較する必要があります。例えば、後席のリクライニング機能は、ハリアーの一部グレードには標準装備されている場合がありますが、NXでは前述の通りオプション設定となるケースが多いです。
USBポートの数や位置、エアコンの仕様なども、それぞれのグレードやオプション設定を確認して比較する必要があります。価格帯は、当然ながらハリアーの方がNXよりも安価に設定されています。
どちらを選ぶかは、予算、ブランドイメージ、内装の質感、そして求める装備内容などを総合的に考慮して決めることになります。
広さという点では大差ないかもしれませんが、レクサスならではの上質感や静粛性、そして細やかなおもてなしの装備を求めるならNX、コストパフォーマンスを重視しつつ十分な快適性を求めるならハリアー、という選択になるでしょう。
まとめ:レクサスNXの後部座席 総合評価と選び方
- レクサスNXの後部座席は、ミドルサイズSUVとして十分な広さと快適性を備えている。
- 現行モデルは旧型より後席スペースが拡大し、足元にゆとりがある。
- シートの質感や座り心地は、レクサスならではの上質さが感じられる。
- リクライニング機能やシートヒーターは、グレードやオプションで選択可能。
- 後席用エアコン吹き出し口は多くのグレードに標準装備。独立温度調整は上位グレード等。
- USBポートは標準装備の場合が多く、AC100Vコンセントもオプションで設定可能。
- 後席モニターは純正オプションにはなく、社外品取り付けかタブレット活用が現実的。
- 収納スペースは標準的。6:4分割可倒式シートで荷室拡大も可能。
- 上位モデルRXと比較すると広さや豪華さでは劣るが、価格帯が異なる。
- ライバル車ハリアーとは広さ感は同等レベルだが、内装の質感やブランド価値でNXが勝る。
- 後席の利用頻度や求める快適性、予算に応じてグレードやオプションを選択することが重要。
こんにちは、家族でSUVに乗っている運営者です。今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
レクサスNX、カッコいいですよね!街で見かけると、ついつい目で追ってしまいます。運転席からの眺めや走りの良さはもちろんですが、やっぱり家族や友人を乗せることを考えると、後部座席の使い勝手ってすごく気になりますよね。「後ろ、狭くないかな?」「長距離でも疲れないかな?」って、私も車選びの時はすごく悩みました。
今回の記事でNXの後部座席について色々調べてみましたが、ミドルサイズSUVとしては、かなりバランスの取れた良い空間だな、という印象です。前のモデルよりも広くなっていますし、シートの質感なんかは、さすがレクサス!と思わせてくれます。
ただ、リクライニングやシートヒーターがオプション扱いだったりするのは、ちょっと残念に思う方もいるかもしれませんね。でも、逆に考えれば、自分に必要な機能だけを選んで、無駄なコストを抑えることもできる、ということでもあります。全部入りが必ずしもベストとは限りませんから。
大切なのは、あなたがNXに何を求めているか、そして、後部座席をどのように使いたいか、を具体的にイメージすることだと思います。例えば、「たまに人を乗せるくらいだから、広さより前席の装備を充実させたい」とか、「子供が小さいから、USBポートは必須だけど、本革シートじゃなくていいかな」とか。
ぜひ、この記事の情報を参考にしつつ、実際にディーラーで後部座席に座ってみてください。広さの感覚、シートの座り心地、装備の使い勝手など、カタログだけでは分からないことがたくさん発見できるはずです。ご自身の感覚を信じて、納得のいく一台を見つけてくださいね。
あなたのNX選びが成功し、快適なカーライフが送れることを応援しています!