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レクサスLSフルモデルチェンジはいつ?次期新型のデザインとエンジンを大胆予測

日本の誇る至高のフラッグシップセダン、レクサスLS。その静粛性と圧倒的な乗り心地は、世界中のVIPを魅了し続けてきました。現行モデルの登場から時が経ち、「次期型のフルモデルチェンジは一体いつになるんだ?」「次のLSは、ついにエンジンがなくなって完全な電気自動車(BEV)になるって本当?」そんな期待と少しの不安が入り混じった噂が、クルマ好きの間で囁かれています。

そのお気持ち、非常によくわかります。初代セルシオが世界に与えた衝撃を知る者として、次のLSがどのような革新を見せてくれるのか、期待せずにはいられませんよね。しかし、レクサスの電動化ブランドへの変革期ということもあり、次期パワートレインについてはBEV説、PHEV説、さらには究極のクリーンエネルギーであるFCV(燃料電池車)説まで飛び交い、情報が錯綜しているのも事実です。

ご安心ください。この記事では、2025年6月現在の最新情報、海外メディアのリーク、そしてレクサスが掲げる電動化構想「Lexus Electrified」を基に、次期新型LS(6代目)のフルモデルチェンジの全貌を、どこよりも深く、そして大胆に予測・解説します。デザインの方向性から、注目のパワートレイン、そして息をのむような先進技術まで、あなたの知りたい情報のすべてがここにあります。

この記事を読み終える頃には、次期LSが単なるモデルチェンジではなく、レクサスというブランドの未来、そして日本の高級車の新たな時代を切り拓く、壮大な一手であることが理解できるはずです。特に、その心臓部となる新開発の電動パワートレインは、私たちのフラッグシップセダンに対する価値観を根底から覆すほどのインパクトを秘めているかもしれません。

次期新型レクサスLSフルモデルチェンジの全貌を予測

  • 発売日は2026年か?フルモデルチェンジの最新情報とスケジュール
  • デザインはどう進化する?新世代レクサスを象徴するエクステリア
  • エンジンは廃止?V6ターボに代わる次世代パワートレインの正体
  • トヨタの切り札FCV(燃料電池車)採用の可能性と未来
  • 内装は新たな次元へ!次世代インターフェースと究極の静粛性
  • 新開発プラットフォーム採用で走りはどう変わる?

発売日は2026年か?フルモデルチェンジの最新情報とスケジュール

  • 現行モデルのライフサイクルから2025年~2026年の登場が有力
  • レクサスの電動化戦略の象徴として満を持しての発表か
  • 半導体供給や開発状況によりスケジュールは変動の可能性も

次期新型レクサスLSのフルモデルチェンジ時期について、多くのファンが固唾を飲んで見守っています。現時点(2025年6月)でメーカーからの公式発表はありませんが、これまでのモデルサイクルから、その登場時期をある程度予測することが可能です。現行の5代目LSは2017年に発売されました。レクサスのフラッグシップモデルのフルモデルチェンジ周期が概ね7年~8年であることを考慮すると、次期モデルはまさにいつ登場してもおかしくない状況です。

自動車業界の情報を総合すると、最も有力なシナリオは「2025年末にコンセプトモデルが公開され、2026年中に正式発表・発売」というものです。レクサスは現在、ブランド全体の電動化を急速に進めており、その象徴となるフラッグシップセダンの投入は、慎重かつ万全を期して行われるはずです。そのため、部品供給の安定化や、次世代技術の熟成を待ち、満を持しての登場となる可能性が高いでしょう。

「もうモデル末期なのは分かってるけど、一体いつなんだろうな。毎日ネットで情報探しちゃうよ」

ただし、依然として不安定な半導体の供給状況や、新開発のプラットフォーム、パワートレインの開発状況によっては、スケジュールがさらに後ろ倒しになる可能性も否定できません。ライバルであるメルセデス・ベンツ SクラスやBMW 7シリーズがすでに次世代モデルへと移行している中、レクサスがどのようなタイミングで、どのような「答え」を提示してくるのか。まさにブランドの威信をかけた一手となる次期LSの動向から、目が離せません。

デザインはどう進化する?新世代レクサスを象徴するエクステリア

  • スピンドルボディをさらに進化させたシームレスなデザインへ
  • コンセプトモデル「LF-ZL」がデザインの方向性を示唆
  • 空力性能を極限まで追求した流麗なシルエット

次期新型LSのデザインは、現行モデルから大きな変革を遂げることが確実視されています。そのヒントとなるのが、レクサスが近年発表しているEVコンセプトカー、特にフラッグシップモデルを示唆する「LF-ZL」です。これらのモデルから読み取れるのは、これまでのレクサスの象徴であった「スピンドルグリル」からの脱却と、新たなデザイン言語への移行です。

具体的には、グリルの存在感を主張するのではなく、ボディと一体化したよりシームレスで立体的な造形「スピンドルボディ」がさらに洗練されるでしょう。EV化に伴い、大きなグリル開口部が不要になるため、フロントマスクはよりクリーンで先進的な印象になります。ヘッドライトもさらに薄く、シャープなデザインとなり、一目で新世代レクサスと分かるアイデンティティを確立するはずです。

ボディ全体としては、航続距離を伸ばすために空力性能を極限まで突き詰めた、流麗でロングキャビンなシルエットが採用されると予測されます。現行モデルが持つクーペのようなスポーティな印象は維持しつつ、より滑らかで、まるで一つの塊から削り出したかのようなミニマルな美しさを追求してくるでしょう。それは、日本の伝統的な美意識である「引き算の美学」を、最新の自動車デザインに昇華させたものになります。初代セルシオが世界に衝撃を与えたように、次期LSのデザインもまた、世界の高級車デザインの新たな潮流を生み出す可能性を秘めています。

エンジンは廃止?V6ターボに代わる次世代パワートレインの正体

  • V6エンジンは廃止され、完全な電気自動車(BEV)が本命か
  • レクサスの次世代バッテリー技術を初搭載する可能性
  • 航続距離は800km超えを目指す

次期LSのフルモデルチェンジにおける最大の注目点、それはパワートレインの全面的な刷新です。結論から言うと、現行モデルに搭載されているV6ツインターボエンジンやハイブリッドシステムは廃止され、パワートレインの主役は「BEV(バッテリー式電気自動車)」になる可能性が極めて高いと見られています。

「やっぱり電気自動車になるのか…。あの滑らかなエンジンのフィーリングがなくなるのは少し寂しい気もするけど、時代の流れだな」

その根拠は、レクサスの電動化戦略「Lexus Electrified」です。レクサスは2035年までにグローバルでBEV100%のブランドになることを宣言しており、その変革を牽引するフラッグシップモデルが、旧来のエンジンを搭載し続けるとは考えにくいのです。ライバルであるベンツが「EQS」、BMWが「i7」というBEVのフラッグシップをすでに市場に投入していることも、LSのBEV化を後押しします。

搭載される技術も、既存のものの流用ではありません。トヨタ・レクサスグループが開発を進めている次世代の「角形バッテリー」や、さらに高性能な「全固体電池」の採用も視野に入っていると噂されています。これにより、航続距離はWLTCモードで800km、あるいは1000kmに迫るレベルを目指してくるでしょう。モーターも、四輪を自在に制御する電動駆動システム「DIRECT4」をさらに進化させ、静粛でありながら、かつてないほどリニアで力強い加速性能を実現します。もはや「エンジンかモーターか」という議論ではなく、BEVでしか到達できない新たな走りの次元を、次期LSは見せてくれるはずです。

トヨタの切り札FCV(燃料電池車)採用の可能性と未来

  • 究極のクリーンエネルギーである水素を活用
  • トヨタMIRAIの技術を応用し、さらなる高性能化を実現
  • ただし、インフラの問題から限定的な存在になる可能性も

次期LSのパワートレインを語る上で、もう一つ無視できない可能性が「FCV(燃料電池自動車)」の採用です。トヨタは、BEVと並行して水素社会の実現を本気で目指しており、その技術の象徴であるFCVを、グループの頂点に立つレクサスLSに搭載したいと考えるのは自然な流れです。

もしFCV版LSが実現すれば、それは現行のトヨタMIRAIに搭載されているシステムを遥かに凌ぐ、高性能なものになるでしょう。より強力な燃料電池スタックと、大容量の水素タンクを搭載し、フラッグシップにふさわしいパワフルな走りと、1000kmを超える長大な航続距離を両立します。走行中に排出するのは水だけという究極のクリーン性能と、BEVをも上回る静粛性は、LSが追求し続けてきた価値を最高次元で具現化します。

しかし、その実現には大きなハードルも存在します。それは、水素を充填するための「水素ステーション」のインフラ問題です。2025年現在も、水素ステーションの数は全国的に見ても非常に限られており、誰もが気軽にFCVを所有できる環境にはありません。そのため、次期LSの主力がFCVになる可能性は低く、法人向けや特定の地域向けのリース販売など、限定的なラインナップに留まるというのが現実的な見方です。とはいえ、日本の技術の粋を集めたFCVフラッグシップの存在は、世界に対して大きなインパクトを与えることは間違いありません。

内装は新たな次元へ!次世代インターフェースと究極の静粛性

  • 大型ディスプレイを中心としたデジタルなコックピット
  • AIを活用し、ドライバーの意図を先読みするインターフェース
  • BEV化により、さらなる静粛性を実現

レクサスLSの真骨頂は、ドライバーや乗員を優しく包み込む、おもてなしの精神に満ちた内装にあります。次期フルモデルチェンジでは、その魅力がテクノロジーと融合し、新たな次元へと進化することが期待されます。

コックピットの中心には、メーターパネルからセンターディスプレイまでが一体となった、巨大なスクリーンが配置されるでしょう。物理的なスイッチは最小限に抑えられ、ほとんどの操作をタッチや音声で行う、クリーンで未来的な空間が広がります。しかし、それは単にデジタル化されるだけではありません。レクサスが開発を進める次世代の車載OS「Arene(アリーン)」が搭載され、AIがドライバーの好みや行動パターン、その時の感情までを学習し、空調や音楽、ナビゲーションなどを最適にアシストしてくれるようになります。まさに「執事」のような、究極のパーソナルアシスタントの実現です。

「最近のレクサスの内装もすごいけど、次期LSはもっと未来的になるんだろうな。まるでSF映画の世界みたいだ」

そして、LSの代名詞である「静粛性」も、BEV化によって新たな高みへと到達します。エンジン音や振動がなくなることで、これまで以上に静かな車内空間が実現します。その静かになった空間で、今度はロードノイズや風切り音といった、これまで気にならなかった音が耳につくようになります。レクサスは、それらのノイズをアクティブに打ち消す技術などを投入し、まるで深海にいるかのような、異次元の静けさを追求してくるはずです。それは、移動時間を至福の瞑想時間へと変える、究極の贅沢と言えるでしょう。

新開発プラットフォーム採用で走りはどう変わる?

  • BEV専用に新開発されるプラットフォームを採用
  • 低重心化と最適な重量配分で、卓越したハンドリング性能を実現
  • 後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング」も大幅に進化

次期新型LSの走りの質感を根底から支えるのが、BEV専用に新開発されるプラットフォームです。現行モデルが使用する「GA-Lプラットフォーム」も非常に高い性能を誇りますが、次期モデルはエンジンを搭載することを前提としない、全く新しい骨格を手に入れることになります。

BEV専用プラットフォームの最大のメリットは、重いバッテリーを床下に低く、平らに配置できることです。これにより、重心が劇的に下がり、クルマの安定性が飛躍的に向上します。また、前後にエンジンという重量物がないため、重量配分を理想的なバランスに近づけることができます。その結果、フラッグシップセダンとは思えないほど、軽快で意のままに操れるハンドリング性能を実現するのです。

さらに、現行モデルでも採用されている後輪操舵システム「ダイナミックリアステアリング(DRS)」も、電動化に合わせて大幅に進化するでしょう。四輪の駆動力と操舵を統合制御することで、高速走行時には吸い付くような安定性を、市街地では大型セダンであることを忘れさせるほどの小回り性能を両立させます。それは、LSが伝統的に得意としてきた「快適な乗り心地」を一切犠牲にすることなく、ドライバーが心から運転を楽しめる「スポーツセダン」としての一面を、かつてないほど高いレベルで融合させることを意味します。静粛で快適、なのに驚くほどスポーティ。次期LSは、そんな二律背反を軽々と超えてくるに違いありません。

現行モデルの価値と購入タイミングを考える

  • 今あえて現行LS(後期モデル)を選ぶという選択肢の価値
  • 大幅に進化した運転支援「Lexus Teammate Advanced Drive」の実力
  • ライバル比較:ベンツSクラスやBMW7シリーズとの違い
  • 後悔しない中古車の選び方!狙い目は後期モデルの”version L”か
  • FAQ(よくある質問)
  • 【まとめ】次期LSを待つべきか?現行モデルは「買い」か?

今あえて現行LS(後期モデル)を選ぶという選択肢の価値

  • 熟成の域に達したV6ツインターボエンジンの滑らかな走り
  • 「最後の純エンジンLS」となる可能性があり、希少価値が生まれることも
  • 大幅なマイナーチェンジを経た後期モデルは完成度が非常に高い

次期モデルへの期待が高まる一方で、「今、あえて現行のLSを買う」という選択肢にも、実は大きな価値があります。特に、2020年に大幅なマイナーチェンジを受けた後期モデルは、熟成の域に達した非常に完成度の高いフラッグシップセダンです。

最大の魅力は、そのパワートレインにあります。次期モデルがBEVへと移行することが確実視される中、現行モデルはレクサスのV6ツインターボエンジンや、熟成されたハイブリッドシステムの滑らかな回転フィールを味わえる最後のLSとなる可能性が高いのです。静粛でありながら、アクセルを踏み込めば心地よいサウンドと共に力強く加速する内燃機関ならではのフィーリングは、電気モーターでは決して味わうことのできない魅力です。数年後には、この「エンジンを積んだLS」に希少価値が生まれ、中古車市場で再評価される日が来るかもしれません。

「電気自動車もいいけど、やっぱり俺はエンジンの音が好きなんだよな。そう考えると、今のLSを買っておくのもアリかもしれない…」

また、後期モデルは、初期モデルで指摘された乗り心地の硬さなどが大幅に改善されており、サスペンションのセッティングからシートのクッションに至るまで、徹底的な見直しが図られています。その乗り心地は、まさにLSの真骨頂である「しなやかで快適」そのものです。最新の運転支援システムも搭載されており、安全性や快適性は世界トップレベルにあります。革新的な次期モデルを待つのも一つの選択ですが、熟成の極みにある「内燃機関の最高傑作」を今手に入れることには、それに勝るほどの価値があると言えるでしょう。

大幅に進化した運転支援「Lexus Teammate Advanced Drive」の実力

  • 高速道路でのハンズオフ運転を可能にする高度なシステム
  • 車線変更や追い越しも車両がアシスト
  • ドライバーの疲労を劇的に軽減し、安全性を向上

現行LS後期モデルの価値を語る上で、絶対に外せないのが、大幅に進化した高度運転支援技術「Lexus Teammate」です。その中核機能である「Advanced Drive」は、特定の条件下において、高速道路でのハンズオフ(手放し)運転を可能にする、まさに未来の技術です。

このシステムは、高精度な地図情報と、多数のカメラやセンサーが常に周囲の状況を監視することで、車線内での速度維持や車間距離の確保を、すべて車両が自動で行います。ドライバーはステアリングから手を放したまま、リラックスして運転に集中できます。さらに、ウインカー操作をきっかけに、システムが周囲の安全を確認した上で、自動で車線変更や追い越しのアシストまで行ってくれるのです。これにより、長距離ドライブにおけるドライバーの疲労は劇的に軽減され、安全性も飛躍的に向上します。

もちろん、これは完全な自動運転ではなく、システムが要請した際には即座にドライバーが対応する必要がある「レベル2」の運転支援です。しかし、その制御の滑らかさと安心感は、他社のシステムと比較してもトップクラスの完成度を誇ります。「クルマに運転を任せる」という新しい体験は、フラッグシップセダンであるLSの快適な移動空間という価値を、さらに高い次元へと引き上げています。次期モデルを待たずとも、現行LSがすでに未来の運転体験を提供してくれているという事実は、今このモデルを選ぶ十分な理由になります。

ライバル比較:ベンツSクラスやBMW7シリーズとの違い

  • Sクラス:伝統と革新を両立する、セダンの絶対王者
  • 7シリーズ:先進技術と大胆なデザインで未来を提示する挑戦者
  • LS:日本的なおもてなしと、圧倒的な静粛性・信頼性が魅力

高級車セグメントにおいて、レクサスLSには常に強力なライバルが存在します。ドイツの二大巨頭、メルセデス・ベンツ SクラスとBMW 7シリーズです。これらの車種と比較することで、LSならではの独自の魅力が浮き彫りになります。

メルセデス・ベンツ Sクラスは、いつの時代も「セダンの王様」として君臨してきました。最新技術をいち早く投入する革新性を持ちながら、決して揺らぐことのない伝統と威厳を両立しています。その乗り味やステータス性は、まさに世界のベンチマークです。BMW 7シリーズは、大胆で挑戦的なデザインと、「駆けぬける歓び」を標榜するスポーティな走りが特徴です。特に現行モデルは、巨大なキドニーグリルや先進的なインターフェースで、ラグジュアリーの新たな形を提示しています。ドライバーズカーとしての性格が強いのが特徴です。

これに対し、レクサスLSの最大の武器は、日本的な「おもてなし」の精神と、圧倒的な「静粛性」、そして「信頼性の高さ」です。Sクラスや7シリーズが最新技術を誇示するように見せるのに対し、LSはあくまでも乗員が快適に過ごせることを最優先に、技術を黒子のように使います。その静かで滑らかな走りは、他の追随を許しません。以下に各車の特徴をまとめます。

車種 ブランドイメージ 強み
レクサス LS おもてなし、静粛性、信頼性 圧倒的に静かで快適な移動空間、故障の少なさ
メルセデス・ベンツ Sクラス 王者、伝統、革新、ステータス 揺るぎないブランド力と総合性能の高さ
BMW 7シリーズ スポーティ、先進的、挑戦的 運転する楽しさと、未来的な内外装デザイン

どのクルマが優れているかではなく、どの価値観に共感するか。それが、このクラスのセダン選びの醍醐味と言えるでしょう。

後悔しない中古車の選び方!狙い目は後期モデルの”version L”か

  • 2020年11月のマイナーチェンジで乗り心地や装備が激変
  • 快適性を重視するなら後期モデル一択
  • 狙い目は装備の充実した「version L」や「EXECUTIVE」

新車ではなかなか手が届かないレクサスLSも、中古車であれば現実的な選択肢となります。しかし、後悔しないためには、年式とグレードの選び方が非常に重要です。特に、現行5代目LSにおいては、2020年11月に行われたマイナーチェンジを境に、クルマのキャラクターが大きく変わっていることを覚えておく必要があります。

2017年に登場した初期・中期モデルは、ランフラットタイヤの影響もあり、乗り心地が硬いという評価が多く聞かれました。デザインはスポーティですが、LSに期待されるしなやかな乗り味を求めるユーザーにとっては、少し物足りなかったかもしれません。しかし、2020年11月の後期モデルでは、サスペンションやタイヤ、シートに至るまで徹底的な見直しが入り、乗り心地が劇的に改善されました。LS本来の快適な乗り心地を求めるなら、後期モデルを選ぶのが鉄則です。

「中古でLSを探してるんだけど、前期と後期で全然値段が違うんだよな。でも乗り心地がそんなに違うなら、頑張って後期モデルを探した方が良さそうだ」

グレード選びについては、標準モデルも十分豪華ですが、より快適性を追求するなら、装備が充実した「version L」がおすすめです。後席の快適装備や豪華な内装トリムが備わり、LSの魅力を存分に味わえます。さらに、後席VIPを最優先に考えるなら、究極のショーファーカーである「EXECUTIVE」が最高の選択となります。カーセンサーなどの専門サイトで、走行距離や修復歴、保証の有無などをしっかりと確認し、信頼できる販売店で、ぜひ理想の一台を見つけてください。

FAQ(よくある質問)

Q1. 次期LSに、かつてのセルシオのようなV8エンジンは復活しますか?

A1. 残念ながら、その可能性は極めて低いと言わざるを得ません。世界の環境規制(CAFEなど)を考えると、大排気量の多気筒エンジンを新たに開発することは非常に困難です。次期LSのパワートレインは電動化が確実視されており、V8エンジンの官能的なフィールは、現行モデルや中古車で味わうのが現実的な選択となります。

Q2. 次期LSの価格はいくらくらいになりますか?

A2. BEV化や先進技術の採用により、現行モデルよりも価格が上昇することは確実です。現行LSのスタート価格が約1,000万円からであることを考えると、次期新型LSは1,300万円~1,500万円あたりからのスタートになる可能性も十分に考えられます。上級グレードは2,000万円を超えるでしょう。

Q3. 現行LSのハイブリッド(LS500h)とガソリンターボ(LS500)、どちらがおすすめですか?

A3. これは好みによります。静粛性と燃費の良さを重視するなら、モーター走行が滑らかなハイブリッドのLS500hがおすすめです。一方、V6ツインターボのダイレクトな加速感や、より自然な変速フィールを楽しみたいなら、ガソリンターボのLS500が良いでしょう。ぜひ両方を試乗して比較してみてください。

【まとめ】次期LSを待つべきか?現行モデルは「買い」か?

今回は、レクサスLSの次期フルモデルチェンジに関する予測と、現行モデルの価値について深く掘り下げてきました。最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 次期モデルの登場時期:2026年の登場が有力。レクサスの未来を象徴するモデルとして、満を持して発表される。
  • パワートレイン:BEV(電気自動車)が本命。エンジンは廃止され、航続距離800km超えの次世代EVとなる可能性が高い。
  • デザインと技術:デザインはよりシームレスで先進的に進化。AIを活用したインターフェースなど、未来的な技術が多数搭載される。
  • 現行モデルの価値:熟成されたV6エンジンを味わえる「最後の純エンジンLS」としての価値が高まっている。特に後期モデルは完成度が非常に高い。
  • 結論:未来への「革新」を体験したいなら次期モデルを待つべき。熟成された内燃機関の「完成形」を求めるなら、現行後期モデルは最高の「買い」時と言える。

次期新型LSは、間違いなく日本の、いや世界の高級車の歴史に新たな1ページを刻む革新的なモデルとなるでしょう。その登場を待つ時間は、クルマ好きにとって至福のひとときです。しかしその一方で、内燃機関のフラッグシップセダンとして円熟の極みに達した現行モデルの価値も、今まさに再評価されるべき時に来ています。あなたの価値観が「未来への期待」と「現在の完成度」のどちらに重きを置くか。それが、あなたの決断の答えとなるはずです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

1989年、初代セルシオ(LS)が誕生した時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。静粛性、品質、走り、そのすべてが世界の高級車の常識を覆しました。あれから30年以上が経ち、レクサスLSが次にどのような「衝撃」を私たちに見せてくれるのか、本当に楽しみでなりません。

この記事が、あなたのフラッグシップセダン選び、そしてレクサスLSという素晴らしいクルマへの理解を深める一助となれたなら幸いです。あなたが最高のカーライフを送れることを、心から願っております。