レクサスNX ハイブリッドとガソリンどっちを選ぶ？燃費・価格・走行性能を徹底比較！

レクサスの人気SUVモデル、NXの購入を検討しているあなた。「ハイブリッドモデルとガソリンモデル、一体どっちを選べばいいんだろう？」と悩んでいませんか？レクサスNXには、パワフルな走りが魅力のガソリンエンジンモデル（NX250、NX350）と、優れた燃費性能と静粛性を誇るハイブリッドモデル（NX350h）、さらには圧倒的なパワーと環境性能を両立したプラグインハイブリッドモデル（NX450h+）まで、多彩なパワートレインが用意されています。それぞれに異なる魅力があるだけに、車両価格の差額、実際の燃費（km/L）、年間の維持費、そして何よりも大切な走行性能や乗り心地の違いなど、気になるポイントは山積みですよね。特に、市街地走行が多いのか、高速道路を頻繁に利用するのかといったご自身の運転スタイルや、将来的なリセールバリューまで考えると、なかなか結論が出せないものです。

この記事では、そんなあなたの疑問や悩みをスッキリ解消するために、レクサスNXのハイブリッドモデルとガソリンモデル、そしてプラグインハイブリッドモデルのメリット・デメリットを、あらゆる角度から徹底的に比較・解説していきます。この記事を読めば、あなたのライフスタイルや価値観に本当にマッチするNXがきっと見つかるはず。さあ、後悔しない一台選びのために、一緒に最適なパワートレインを見つけ出しましょう！

レクサスNX ハイブリッドとガソリンモデルの基本スペックと価格比較

迷ったらココをチェック！NXのハイブリッドとガソリン車の主な違いとは？

レクサスNXの購入を考え始めたとき、まず最初に直面するのが「ハイブリッド車とガソリン車、どちらが良いのか？」という大きな選択肢です。この二つのパワートレインは、それぞれに明確な特徴とメリット・デメリットがあり、どちらが絶対的に優れているということはありません。重要なのは、ご自身のカーライフや何を重視するかによって、最適な選択が異なるという点を理解することです。まず、最も分かりやすい違いは「燃費性能」でしょう。一般的に、ハイブリッド車（NX350hなど）は、モーターアシストとエネルギー回生システムにより、同クラスのガソリン車と比較して圧倒的に優れた燃費を実現します。特に、ストップ＆ゴーの多い市街地走行ではその差が顕著に現れます。

次に、「走行性能」の違いです。ハイブリッド車は、発進時や低速走行時にモーターのみで走行できるため、非常に静かで滑らかな加速を体験できます。また、エンジンとモーターを組み合わせることで、力強い加速性能を発揮するモデルもあります。一方、ガソリン車（NX250やNX350ターボなど）は、エンジンならではの回転フィールやサウンドを楽しむことができ、特にターボエンジン搭載車（NX350）は、爽快な加速感とスポーティな走りを求める方には魅力的です。そして、忘れてはならないのが「車両価格」です。一般的に、複雑なハイブリッドシステムを搭載するハイブリッド車は、同等の装備を持つガソリン車と比較して車両本体価格が高めに設定されています。この初期費用の差額を、将来的な燃料代の節約やリセールバリューでどこまで回収できるか、という視点も重要になります。これらの基本的な違いを理解した上で、さらに細かなスペックや維持費、そしてご自身の運転スタイルなどを考慮して、最適な一台を選び出すことが、後悔しないNX選びの第一歩と言えるでしょう。

レクサスNXのエンジンラインナップ！2.5Lガソリン(NX250) vs 2.4Lターボ(NX350) vs 2.5Lハイブリッド(NX350h)

レクサスNXが提供するパワートレインの選択肢は多岐にわたりますが、その中でも中心となるのが、2.5L自然吸気ガソリンエンジンを搭載する「NX250」、2.4Lターボガソリンエンジンを搭載する「NX350」、そして2.5Lエンジンをベースとしたハイブリッドシステムを搭載する「NX350h」の3つです。それぞれのエンジンには、異なるキャラクターと魅力があります。まず、「NX250」に搭載されるのは、直列4気筒2.5Lの自然吸気ガソリンエンジンです。最高出力や最大トルクは突出して高いわけではありませんが、非常にスムーズで扱いやすいエンジンフィールが特徴で、日常的な市街地走行から高速道路での巡航まで、過不足なくこなせる実力を持っています。また、NXのラインナップの中では比較的車両価格が抑えられているため、初期費用を重視する方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

次に、「NX350」は、新開発の直列4気筒2.4Lターボガソリンエンジンを搭載しています。このエンジンは、低回転域から力強いトルクを発生し、アクセルを踏み込んだ際の鋭い加速感は特筆ものです。まさに「SPORT」の名を冠するグレードにふさわしい、ダイナミックでスポーティな走りを楽しみたい方におすすめです。組み合わされるトランスミッションも、ダイレクト感のある8速オートマチック（Direct Shift-8AT）が採用されています。そして、「NX350h」は、実績のある2.5Lダイナミックフォースエンジンに、高出力モーターを組み合わせたレクサス独自のハイブリッドシステムを搭載しています。システム最高出力は十分に確保されており、EV走行領域の拡大や緻密な制御により、優れた燃費性能と静粛性、そして滑らかで力強い加速を高次元でバランスさせています。特に発進時や低速域での静かでスムーズな走りは、一度体験すると病みつきになるかもしれません。これらのエンジンスペック（排気量、最高出力[ps/kW]、最大トルク[Nm/rpm]など）や特性を理解し、ご自身の求める走りや使い方に合わせて最適なエンジンタイプを選択することが重要です。さらに、これらのエンジンに加えて、よりパワフルで電動走行距離も長いプラグインハイブリッドモデル「NX450h+」も存在します。

気になる車両価格と初期費用！ハイブリッドとガソリンの価格差と元は取れる？

レクサスNXを選ぶ上で、多くの方が悩むのがハイブリッドモデルとガソリンモデルの「車両価格の差額」そして「その差額の元が取れるのか？」という点でしょう。一般的に、高度なハイブリッドシステムや大容量バッテリーを搭載するハイブリッドモデル（NX350hなど）は、同等のグレードや装備を持つガソリンモデル（NX250やNX350など）と比較して、車両本体価格が数十万円から場合によっては100万円近く高くなる傾向があります。この初期費用の差は決して小さくありませんから、慎重に検討したいところです。では、この価格差をどのように考えればよいのでしょうか。まず、最も分かりやすいのが燃料費の節約効果です。ハイブリッドモデルはガソリンモデルよりも燃費が優れているため、走行距離が長ければ長いほど、年間のガソリン代を抑えることができます。この差額が積み重なることで、初期費用の差を徐々に回収していく計算になります。

また、購入時にはエコカー減税や環境性能割といった税金の優遇措置を受けられる場合があります。これもハイブリッドモデルのメリットの一つですが、制度の内容は時期によって変更されるため、最新情報を確認する必要があります。さらに、将来的にクルマを売却する際の「リセールバリュー」も考慮に入れるべきポイントです。一般的に、レクサスのような人気ブランドのハイブリッド車は中古車市場でも需要が高く、ガソリン車と比較して高いリセールバリューが期待できる場合があります。ただし、これも市場の状況やモデルの人気度によって変動します。結局のところ、車両価格の差額の元が取れるかどうかは、年間の走行距離、クルマを保有する期間、そして将来のガソリン価格や税制、中古車相場など、様々な要因によって変わってきます。一概に「〇年乗れば元が取れる」とは言えないため、ご自身のカーライフを具体的にシミュレーションし、ディーラーの担当者にも相談しながら総合的に判断することが大切です。単純な損得勘定だけでなく、ハイブリッドならではの静かで滑らかな走りといった付加価値も考慮に入れると良いでしょう。

カタログ燃費(WLTCモード)だけじゃない！NXの実燃費を市街地・郊外・高速道路で比較

レクサスNXのパワートレインを選ぶ上で、燃費性能は非常に重要な比較ポイントの一つです。メーカーが公表しているカタログ燃費（WLTCモード）は、国際的な試験法に基づいて測定された数値であり、異なる車種間の燃費を比較する上での一つの指標となります。例えば、レクサスNX350h（ハイブリッド・2WD）のWLTCモード燃費は20km/Lを超える数値を達成しており、SUVとしては非常に優秀です。一方、ガソリンモデルのNX250（2WD）では14km/L台、NX350（ターボ・AWD）では12km/L台といった数値になっています（※数値は年式やグレードにより異なります）。これらのカタログ燃費を見るだけでも、ハイブリッドモデルの燃費の良さが際立っていることがわかります。

しかし、実際に私たちがクルマを運転する際には、カタログ燃費通りの数値が出るとは限りません。いわゆる「実燃費」は、運転の仕方（急発進・急加速の多さなど）、走行する道路状況（渋滞の多い市街地、信号の少ない郊外、一定速度で巡航できる高速道路など）、エアコンの使用状況、乗車人数や積載する荷物の量など、様々な要因によって大きく変動します。一般的に、ハイブリッド車はストップ＆ゴーが多く、低速走行が中心となる市街地での燃費性能に優れており、モーター走行の恩恵を最大限に活かせます。一方、高速道路ではエンジン主体の走行となるため、市街地ほどの燃費差は出にくい傾向がありますが、それでもガソリン車よりは良好な数値を示すことが多いです。ガソリン車、特にターボエンジン搭載車は、アクセルワークによっては燃費が大きく悪化する可能性もあるため、エコドライブを心がけることが大切です。カタログ燃費はあくまで参考値とし、自動車情報サイトのオーナーレビューや試乗インプレッション、あるいは実際にディーラーで試乗した際の燃費計の数値などを参考に、ご自身の主な使用状況に近い実燃費をイメージしておくことが、購入後の満足度を高める上で重要です。

静粛性かエンジンサウンドか？走行フィールと乗り心地の違いを徹底検証

レクサスNXのハイブリッドモデルとガソリンモデルを選ぶ上で、燃費や価格だけでなく、「走行フィール」や「乗り心地」といったフィーリングの部分も非常に重要な比較ポイントとなります。これらの要素は、カタログスペックだけではなかなか伝わりにくいため、実際に試乗して体感することが何よりも大切です。まず、ハイブリッドモデルであるNX350hの最大の魅力の一つは、その卓越した静粛性でしょう。発進時や低速走行時にはモーターのみで走行するEVモードが積極的に作動し、まるで高級EVに乗っているかのような静かで滑らかな移動空間を実現します。エンジンが始動する際も非常にスムーズで、室内への音や振動の侵入も巧みに抑えられています。この静粛性は、特に市街地での運転や、同乗者との会話を楽しみたい場面で大きなメリットとなるでしょう。また、モーターとエンジンを組み合わせた力強い加速も魅力で、アクセルを踏み込めばシームレスに速度を上げていきます。

一方、ガソリンモデルに目を向けると、特に2.4Lターボエンジンを搭載するNX350は、ハイブリッドとは異なるスポーティな魅力に溢れています。アクセル操作に対するエンジンのレスポンスがダイレクトで、ターボならではの力強いトルク感と、高回転まで気持ちよく吹け上がるエンジンサウンドは、運転する楽しさを刺激します。8速ATとの組み合わせもリズミカルで、パドルシフトを駆使すればマニュアルライクな走りも楽しめます。自然吸気のNX250は、NX350ほどの刺激はありませんが、素直で扱いやすいエンジンフィールが特徴です。乗り心地に関しては、どちらのパワートレインもレクサスならではの上質な乗り味を目指してセッティングされていますが、装着されるタイヤの種類（例えば、ランフラットタイヤかノーマルタイヤか、インチサイズなど）や、グレード（F SPORTは専用サスペンションを装着）によっても印象が変わってきます。ハイブリッドの静かで上質な移動を選ぶか、ガソリンエンジンのダイレクトなフィーリングとサウンドを選ぶか、これはまさに好みの問題と言えるでしょう。ぜひ、両方のモデルをじっくりと試乗して、ご自身の感性に響く一台を見つけてください。

AWD(4WD)とFF(2WD)の選択肢！駆動方式による走りと燃費への影響

レクサスNXを選ぶ際には、エンジンタイプだけでなく、「駆動方式」も重要な選択ポイントとなります。多くのグレードで、FF（前輪駆動）とAWD（全輪駆動、レクサスではE-Fourや電子制御フルタイムAWDシステムなどと呼ばれる）の2種類から選ぶことができます。どちらの駆動方式を選ぶかによって、走行性能や燃費、そして車両価格も変わってきますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。まず、AWDの最大のメリットは、滑りやすい路面（雪道、凍結路、雨天時の濡れた路面など）や、未舗装路といった悪路での走行安定性が高いことです。4つのタイヤ全てに駆動力が適切に配分されるため、タイヤのスリップを抑え、安定した発進やコーナリングを可能にします。また、乾燥した舗装路においても、急な発進時や加速時、あるいはコーナリング時のトラクション性能が向上し、より安定したスポーティな走りを楽しむことができます。特に、降雪地域にお住まいの方や、アウトドアレジャーなどで未舗装路を走行する機会が多い方にとっては、AWDは心強い味方となるでしょう。

一方、FFのメリットは、AWDシステムを搭載しない分、車両重量が軽く、構造もシンプルなため、一般的にAWDモデルと比較して燃費性能が良い傾向にあります。また、車両本体価格もAWDモデルより数十万円程度安く設定されていることが多いです。日常的な市街地走行がメインで、降雪の少ない地域にお住まいの方であれば、FFでも十分な走行性能を発揮してくれるでしょう。近年のFF車は、トラクションコントロールシステムなどの電子制御技術も進化しており、よほどの悪条件下でなければ安定した走行が可能です。レクサスNXの場合、ハイブリッドモデルのAWD（E-Four）は、後輪を独立したモーターで駆動する方式を採用しており、緻密な制御によるスムーズな走行と効率的なエネルギー回生を両立しています。ガソリンモデルのAWDは、よりダイレクトな駆動力伝達を重視したシステムが採用されるなど、パワートレインによってもAWDの特性が異なります。ご自身の主な使用環境や、求める走行性能、そして予算などを総合的に考慮し、最適な駆動方式を選択することが重要です。ディーラーのスタッフに、それぞれの駆動方式のメリット・デメリットを詳しく聞いてみるのも良いでしょう。

ライフスタイルと維持費で考えるレクサスNXの最適なパワートレイン

年間維持費をシミュレーション！税金・保険・燃料代で見るハイブリッドとガソリンの違い

レクサスNXの購入を検討する上で、車両本体価格だけでなく、購入後に毎年かかってくる「年間維持費」もしっかりと考慮しておく必要があります。維持費の主な内訳としては、自動車税（種別割）、自動車保険料（任意保険・自賠責保険）、燃料代、車検費用、駐車場代、そして定期的なメンテナンス費用などが挙げられます。これらのうち、ハイブリッドモデルとガソリンモデルで特に差が出やすいのが「燃料代」と、購入時や車検時に関わる「税金（エコカー減税や環境性能割など）」です。前述の通り、ハイブリッド車は燃費性能に優れているため、年間の走行距離が長ければ長いほど、ガソリン車と比較して燃料代を大幅に節約できます。例えば、年間1万km走行する場合、燃費が10km/Lのガソリン車と20km/Lのハイブリッド車では、単純計算で年間のガソリン消費量に大きな差が生まれます。

税金面では、ハイブリッド車やPHEVはエコカー減税の対象となり、購入時の自動車重量税や環境性能割が免税または減税される場合があります。また、翌年度の自動車税についても軽減措置が受けられることがあります。これらの優遇措置は、ガソリン車と比較して大きなメリットとなりますが、制度内容は頻繁に見直されるため、常に最新情報を確認することが重要です。自動車保険料については、ハイブリッド車は車両本体価格がガソリン車よりも高くなる傾向があるため、それに伴い車両保険の保険金額も高くなり、結果として保険料が若干高くなる可能性があります。車検費用や定期的なメンテナンス費用については、パワートレインによる基本的な料金に大きな差が出ることは少ないですが、ハイブリッドシステム特有の点検項目があったり、将来的に駆動用バッテリーの交換が必要になったりする可能性も考慮に入れておくと良いでしょう（ただし、バッテリーの寿命は非常に長くなっています）。これらの維持費をトータルで比較検討し、ご自身の年間走行距離や予算と照らし合わせて、どちらのパワートレインが経済的に合理的かを判断することが大切です。ディーラーで具体的な維持費のシミュレーションをしてもらうのも良い方法です。

リセールバリューに差は出る？NXの中古車市場での人気と買取価格の傾向

レクサスNXを購入する際、将来的にクルマを買い替えることまで見据えて「リセールバリュー（再販価値）」を気にする方も多いのではないでしょうか。リセールバリューが高ければ、実質的な車両の保有コストを抑えることができます。では、レクサスNXのハイブリッドモデルとガソリンモデルでは、リセールバリューに差が出るのでしょうか。一般的に、レクサスブランドのクルマは、その高い品質と信頼性、そしてブランドイメージから、中古車市場でも人気が高く、他の国産車と比較してリセールバリューが良い傾向にあると言われています。特にSUVモデルは世界的に需要が高いため、NXもその恩恵を受けやすい車種の一つです。

パワートレインによる違いについては、近年、環境意識の高まりや燃料価格の変動などから、燃費の良いハイブリッドモデルの人気が中古車市場でも高まってきています。そのため、一般的にはハイブリッドモデルの方が、同条件のガソリンモデルと比較して、若干高いリセールバリューが期待できるケースが多いようです。ただし、これはあくまで傾向であり、必ずしもそうなるとは限りません。リセールバリューは、その時の市場の需給バランス、モデルの人気度、年式、走行距離、ボディカラー、車両の状態（事故歴の有無、内外装の綺麗さなど）、さらには経済状況など、非常に多くの要因によって変動します。また、ガソリンのターボモデル（NX350など）も、そのスポーティな走りから一定のファン層がおり、状態が良ければ高値で取引されることもあります。数年後のリセールバリューを正確に予測することは困難ですが、日頃から丁寧な運転を心がけ、定期的なメンテナンスをしっかりと行い、内外装を綺麗に保つことが、少しでも高いリセールを目指す上で重要になるでしょう。中古車の買取業者やディーラーの下取り査定などを複数比較することも有効です。

意外な選択肢？プラグインハイブリッド(PHEV) NX450h+の魅力と注意点

レクサスNXのパワートレイン選びにおいて、ハイブリッド（HV）とガソリンという二択だけでなく、もう一つ注目すべき強力な選択肢が存在します。それが、プラグインハイブリッド（PHEV）モデルである「NX450h+」です。NX450h+は、NX350hのハイブリッドシステムをベースに、より大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、外部からの充電を可能にしたモデルです。その最大の魅力は、数十km（WLTCモードで80km以上）というEV走行換算距離を実現し、日常の多くの移動をガソリンを使わずに電気だけで賄える点です。自宅や充電ステーションで充電しておけば、通勤や買い物といった近距離移動はほぼEVとして走行でき、燃料費を大幅に削減できます。そして、バッテリー残量が少なくなったり、より強力なパワーが必要になったりした際には、エンジンも併用するハイブリッド走行に切り替わるため、長距離ドライブでも電欠の心配がありません。

走行性能も非常にパワフルで、システム最高出力はNXのラインナップの中でもトップクラス。モーターによるダイレクトで力強い加速は、一度体験すると虜になるかもしれません。静粛性も非常に高く、上質な移動空間を提供してくれます。しかし、魅力的なNX450h+にもいくつかの注意点があります。まず、車両本体価格がNXの他のパワートレインと比較して最も高価であることです。ただし、国や自治体からの補助金制度を利用できる場合があり、実質的な負担額を抑えることが可能です。また、自宅に充電設備を設置する必要がある場合や、マンションなどでは充電環境の確保が難しいケースも考えられます。さらに、車両重量も他のモデルより重くなるため、ハンドリングの軽快さでは若干不利になる側面もあります。とはいえ、環境性能と動力性能を高次元で両立し、新しい時代のプレミアムSUVを体現するNX450h+は、ライフスタイルや充電環境が合う方にとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ガソリンとハイブリッドの「いいとこ取り」とも言える存在です。

街乗りメインか長距離ドライブか？あなたの運転スタイルに合うのはどっち？

レクサスNXのハイブリッドモデルとガソリンモデル、どちらが自分に合っているかを判断する上で、普段の「運転スタイル」や「主な使用用途」を考慮することは非常に重要です。あなたが主にどのような場面でクルマを使い、どのような走りを求めるかによって、最適なパワートレインは変わってきます。例えば、毎日の通勤や買い物など、市街地での走行がメインで、ストップ＆ゴーが多いという方には、やはりハイブリッドモデル（NX350h）やプラグインハイブリッドモデル（NX450h+）がおすすめです。これらのモデルは、発進時や低速走行時に積極的にモーターを使用するため、燃費効率が良く、静かでスムーズな運転が可能です。特にNX450h+であれば、充電環境さえ整っていれば、日常のほとんどをEV走行でカバーできるため、ガソリンスタンドに行く頻度も大幅に減らせるでしょう。

一方、高速道路を利用した長距離ドライブが多い方や、ワインディングロードなどでスポーティな走りを楽しみたいという方には、ガソリンエンジンモデル、特に2.4Lターボエンジンを搭載するNX350も魅力的な選択肢となります。ターボエンジンならではの力強い加速感や、ダイレクトなエンジンフィールは、長距離巡航時の余裕や、運転する楽しさを高めてくれます。もちろん、ハイブリッドモデルも高速走行が不得意というわけではありませんが、エンジン主体の走行となるため、市街地ほどの燃費メリットは得られにくい傾向があります。また、年間の総走行距離も重要な判断材料です。走行距離が長ければ長いほど、ハイブリッドモデルの燃料費節約効果は大きくなり、車両価格の差額を回収しやすくなります。逆に、年間走行距離が短い方であれば、初期費用を抑えられるガソリンモデルの方がトータルコストで有利になる場合もあります。ご自身のライフスタイルを振り返り、どこで、どのようにクルマを使いたいかを具体的にイメージすることで、後悔のないパワートレイン選びができるはずです。

レクサスNXの納期最新情報！パワートレインによる違いはある？

レクサスNXの購入を決めた後、気になるのが「いつ納車されるのか？」という納期の問題です。特に人気の高いNXは、時期によっては数ヶ月から半年以上待つというケースも珍しくありませんでした。では、パワートレイン（ハイブリッドかガソリンか）によって、納期に違いは出てくるのでしょうか。結論から言うと、一般的には、より複雑な部品構成を持つハイブリッドモデル（NX350h）や、大容量バッテリーを搭載するプラグインハイブリッドモデル（NX450h+）の方が、シンプルな構造のガソリンモデル（NX250、NX350）よりも生産に時間がかかったり、部品供給の制約を受けやすかったりするため、納期が長くなる傾向が見られることがあります。特に、世界的な半導体不足やサプライチェーンの混乱があった時期には、電動化車両の生産が大きな影響を受けました。

しかし、生産状況は常に変動しており、メーカー側の生産調整や部品調達の改善などによって、納期が短縮されることもあります。また、特定のグレードやボディカラー、オプション装備の組み合わせによっても、納期は変わってきます。例えば、非常に人気の高いオプションや、特殊な塗装色を選択した場合、通常よりも納期が延びる可能性があります。そのため、「ハイブリッドだから必ず遅い」「ガソリンだから早い」と一概に言えるわけではありません。最も確実な情報を得るためには、購入を検討しているレクサスディーラーに直接問い合わせ、希望するモデルやグレード、オプションを伝えた上で、その時点での最新の納期見込みを確認することが不可欠です。ディーラーによっては、キャンセルが出た車両や、在庫車がタイミング良く見つかる可能性もゼロではありません。焦らずに情報収集し、納得のいく納期で購入できるタイミングを見極めることも大切です。レクサス公式サイトでも工場出荷時期の目安が公表されることがあるので、そちらも参考にすると良いでしょう。

試乗して決めよう！レクサスディーラーでのハイブリッドとガソリン車の比較試乗ポイント

レクサスNXのハイブリッドモデルとガソリンモデル、どちらを選ぶべきか。カタログスペックや記事を読んで情報を集めることも大切ですが、最終的な判断を下す上で最も重要なのは、やはり「実際に試乗して、自分の五感で確かめる」ことです。フィーリングの部分は、言葉や数値だけではなかなか伝わらないため、ぜひレクサスディーラーに足を運び、両方のパワートレインを比較試乗してみることを強くおすすめします。試乗する際には、いくつか重点的にチェックしたいポイントがあります。まず、発進時や低速走行時のスムーズさと静粛性です。ハイブリッドモデルであれば、EV走行の滑らかさや静かさを体感できるでしょう。ガソリンモデルでは、エンジンの始動音やアイドリング時の振動などを確認します。

次に、加速性能です。アクセルを踏み込んだ際のレスポンスや、中間加速の力強さ、そしてエンジンサウンドなどを比較してみましょう。ハイブリッドのモーターアシストによる途切れのない加速感と、ガソリンターボの胸のすくような加速感は、それぞれ異なる魅力があります。また、乗り心地も重要なチェックポイントです。路面の凹凸を乗り越えた際の衝撃のいなし方や、コーナリング時の安定感、そしてシートの座り心地などを確かめます。可能であれば、市街地のストップ＆ゴー、流れの良い郊外路、そして少し速度の出せるバイパスや高速道路など、普段ご自身がよく運転するような様々な道路状況で試乗できるのが理想的です。ディーラーの試乗コースだけでなく、可能であれば少し長めの時間で試乗させてもらえないか相談してみるのも良いでしょう。そして、試乗中には、同乗者にも感想を聞いたり、運転席以外のシート（助手席や後席）にも座ってみたりすることで、より多角的にクルマを評価することができます。疑問点や感じたことは、遠慮なくディーラーのスタッフに質問し、納得のいくまで比較検討しましょう。

まとめ：レクサスNX、あなたに最適な一台はハイブリッド？それともガソリン？