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旧型レクサスISのかっこよさに迫る!魅力と中古車選びのポイント

レクサスIS、特に旧型と呼ばれるモデルには、現行モデルとは一味違う、独特のかっこよさがありますよね。スピンドルグリル採用前のシャープなフロントマスクや、FRレイアウトならではの流麗なセダンスタイルは、今見ても色褪せることがありません。

スポーツセダンとしての素性の良さも魅力で、キビキビとしたハンドリングやエンジンのフィーリングは、運転する楽しさを教えてくれます。「いつかはレクサス」と考えている方にとって、中古車として比較的手に入れやすい価格帯になってきた旧型ISは、非常に魅力的な選択肢ではないでしょうか。

しかし、いざ中古車を探すとなると、年式や走行距離、グレード、車両の状態など、気になる点がたくさん出てきます。排気量によって維持費も変わってきますし、FRだけでなく4WDモデルも存在します。燃費(km/l)や保証の有無、修復歴なども見逃せないポイントです。せっかく憧れのレクサスISを手に入れるなら、後悔しないクルマ選びをしたいものですよね。

この記事では、そんな旧型レクサスISのかっこよさの秘密に迫りつつ、中古車選びで失敗しないためのポイントを詳しく解説していきます。デザインや走行性能といった魅力から、具体的な中古車の探し方、注意点まで、幅広く網羅しています。

この記事を読めば、あなたにぴったりの旧型レクサスISを見つけるためのヒントがきっと見つかるはずです。ぜひ最後まで読んで、理想のレクサスライフへの第一歩を踏み出してください。

記事のポイント
  • 旧型レクサスISのデザインはシャープで今でも色褪せない魅力を持つ
  • FRレイアウトを基本としたスポーティな走りが楽しめる
  • 中古車市場での価格帯はこなれてきており、選び方のポイントを押さえることが重要
  • 年式、走行距離、グレード、修復歴、保証の有無などをしっかり確認しよう

デザインと走行性能:旧型レクサスISのかっこよさの源泉

  • スピンドルグリル以前のシャープなフロントフェイス
  • FRレイアウトがもたらす理想的な重量配分と走り
  • IS350に搭載されたパワフルなV6エンジン
  • スポーツセダンとしての乗り心地と安定性の両立
  • インテリアデザインと質感の高さ
  • ボディサイズと取り回しの良さ
  • マイナーチェンジによるデザインと性能の進化

スピンドルグリル以前のシャープなフロントフェイス

  • 現行モデルとは異なる、旧型ならではのデザインが魅力。
  • シャープなヘッドライトと控えめなグリルが特徴。
  • 派手さはないが、知的で洗練された印象を与える。

旧型レクサスISのかっこよさを語る上で、まず触れたいのがそのフロントフェイスです。現行モデルでレクサスの象徴となっているスピンドルグリルが採用される前のデザインは、今見ても新鮮で、多くのファンを魅了し続けています。特に、鋭く切れ上がったヘッドライトのデザインは、知的でシャープな印象を与え、他のセダンとは一線を画す存在感を放っています。グリル自体は比較的控えめなサイズですが、全体のバランスが絶妙で、スポーティでありながらも上品さを失わない、レクサスらしいデザインフィロソフィーが感じられます。

派手さや威圧感を前面に出すのではなく、あくまでも洗練されたスポーティさを追求している点が、旧型ISのフロントフェイスの大きな魅力と言えるでしょう。この時代のレクサスデザインは、シンプルながらも細部にこだわりが感じられ、見る角度によって表情を変える奥深さがあります。中古車市場で旧型ISを探している方の多くが、このスピンドルグリル登場前のデザインに惹かれているのではないでしょうか。

旧型の顔つき、本当に好きなんですよね。今のスピンドルグリルも迫力あるけど、こっちのシュッとした感じがたまらない。飽きが来ないデザインだと思います。

街中で見かけると、つい目で追ってしまうような、独特のオーラがありますよね。特に夕暮れ時や夜間のライト点灯時には、そのシャープさが際立ちます。バンパーのデザインも、派手な装飾は少ないものの、空力性能を考慮したであろう機能美を感じさせます。このフロントフェイスこそが、旧型ISが「かっこいい」と言われる大きな理由の一つであることは間違いありません。

中古車を選ぶ際にも、このフロントマスクの状態はしっかりとチェックしたいポイントです。飛び石による傷や、ヘッドライトの黄ばみやくすみがないかなど、細かく見ておくと良いでしょう。きれいな状態を保っている車両は、それだけで全体の印象が格段にアップします。大切にされてきた証拠とも言えるかもしれません。

FRレイアウトがもたらす理想的な重量配分と走り

  • FR(フロントエンジン・リアドライブ)が基本。
  • スポーティなハンドリングと回頭性の良さ。
  • 前後重量バランスに優れ、安定した走行性能を発揮。

旧型レクサスISのかっこよさは、見た目だけではありません。その走りの良さも大きな魅力であり、それを支えているのがFR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトです。エンジンをフロントに搭載し、後輪で駆動するこの方式は、スポーツカーや高級セダンに多く採用されており、その理由は理想的な前後重量配分を実現しやすい点にあります。これにより、コーナリング時の素直なハンドリングや、高い回頭性を生み出すことができるのです。

実際に旧型ISのステアリングを握ると、その恩恵をはっきりと感じることができます。ドライバーの操作に対して、クルマがリニアに反応し、まるで自分の手足のように操れる感覚は、FRならではの醍醐味と言えるでしょう。アクセルを踏み込んだ際の、後輪が力強く路面を蹴り出す感覚も、運転する楽しさを増幅させてくれます。ワインディングロードなどを走れば、そのスポーティな性格を存分に味わうことができるはずです。

もちろん、一部グレードや年式には4WD(全輪駆動)モデルも存在しますが、基本となるのはこのFRレイアウトです。雪道など滑りやすい路面での安定性を重視するなら4WDも選択肢に入りますが、IS本来のキビキビとした走りや、FR特有の操る楽しさを重視するなら、FRモデルが断然おすすめです。中古車市場でもFRモデルの流通量は多く、選択肢も豊富にあります。

確かにFRの走りは楽しいけど、雨の日とか雪の日はちょっと気を使うかな。特にパワーのあるモデルだと、アクセルの踏みすぎに注意しないとね。

FRレイアウトは、デザイン面にも貢献しています。エンジンを縦置きに配置するため、フロントオーバーハング(前輪中心から車体最先端までの距離)を短くでき、伸びやかで美しいサイドプロポーションを実現しやすくなります。旧型ISの流麗なシルエットも、このFRレイアウトがあってこそと言えるでしょう。見た目のかっこよさと走りの楽しさ、その両方を高いレベルで実現しているのが、旧型レクサスISなのです。

IS350に搭載されたパワフルなV6エンジン

  • 主力グレードIS350には3.5L V6エンジンを搭載。
  • 高出力で余裕のある走りを実現。
  • 滑らかな回転フィールと心地よいエンジンサウンド。

旧型レクサスISの中でも、特にパワフルな走りを求めるドライバーから人気を集めたのが「IS350」グレードです。このモデルには、3.5リッターV型6気筒自然吸気エンジンが搭載されていました。当時の国産セダンとしてはトップクラスの出力を誇り、アクセルを踏み込めば、胸のすくような加速感を味わうことができます。高速道路での合流や追い越しも余裕綽々で、長距離ドライブでもストレスを感じさせません。

ただパワフルなだけでなく、そのフィーリングの上質さも特筆すべき点です。V6エンジンならではの滑らかな回転上昇と、低回転域から高回転域まで淀みなく吹け上がる感覚は、まさに高級スポーツセダンにふさわしいもの。エンジンサウンドも心地よくチューニングされており、ドライバーの高揚感を高めてくれます。静粛性が高い一方で、アクセルを踏み込んだ際には適度なサウンドを奏でる、絶妙なバランス感覚がレクサスらしいところです。

IS350の加速は本当に気持ちいい!高速とか坂道でも全然パワー不足を感じないし、エンジン音もいいんだよね。ついついアクセル踏みたくなっちゃう。

もちろん、ISにはIS250という2.5リッターV6エンジン搭載モデルもラインナップされていました。こちらも日常域では十分なパワーを発揮しますが、やはりIS350の余裕ある走りは格別です。中古車市場では、IS250の方が流通台数は多い傾向にありますが、走りにこだわるならIS350を探してみる価値は十分にあります。ただし、排気量が大きい分、自動車税や燃費の面ではIS250に比べてやや不利になる点は考慮しておきましょう。

エンジンの種類(型式)や状態も、中古車選びでは重要なチェックポイントです。異音や振動がないか、オイル漏れなどの形跡がないかなどを確認しましょう。可能であれば試乗して、エンジンの吹け上がりやフィーリングを実際に確かめるのがベストです。信頼できる販売店であれば、整備記録簿などで過去のメンテナンス履歴を確認することもできるはずです。

スポーツセダンとしての乗り心地と安定性の両立

  • スポーティな走りだけでなく、快適な乗り心地も確保。
  • サスペンション設定が絶妙で、路面からの衝撃をいなす。
  • 高速走行時の安定性が高く、長距離運転も疲れにくい。

旧型レクサスISは、FRレイアウトやパワフルなエンジンによるスポーティな走りが魅力ですが、それだけではありません。高級車ブランドであるレクサスの一員として、快適な乗り心地と高い安定性も兼ね備えています。スポーツセダンというと、足回りが硬くてゴツゴツした乗り心地をイメージするかもしれませんが、ISはそうしたネガティブな印象とは無縁です。絶妙なセッティングが施されたサスペンションが、路面からの細かな凹凸や不快な振動を効果的に吸収し、フラットで快適な乗り心地を提供してくれます。

特に高速道路など、速度域の高いシーンではその真価を発揮します。どっしりとした安定感があり、車線変更や緩やかなカーブでも車体の揺れが少なく、ドライバーは安心して運転に集中できます。長距離を移動しても疲れにくいのは、こうした優れた乗り心地と安定性があってこそ。同乗者にとっても快適な移動空間を提供してくれるでしょう。

もちろん、スポーティなグレードである「バージョンS」や後期型の「F SPORT」などは、標準グレードに比べてやや引き締まった足回りとなっていますが、それでも不快な硬さは感じさせません。むしろ、路面状況を適度に伝えつつ、しっかりと踏ん張る感覚があり、ワインディングなどでの一体感を高めてくれます。乗り心地とスポーツ性のバランスが非常に高いレベルで取れていると言えるでしょう。

乗り心地は良いんだけど、後部座席は正直ちょっと狭いかな。大人4人だと長時間は少し窮屈に感じるかもしれない。特に足元スペースは要チェック。

中古車を選ぶ際には、試乗して乗り心地を確認することが重要です。特に走行距離が多い車両や、ローダウンなどのカスタマイズが施されている場合は、サスペンションの状態を念入りにチェックしましょう。異音や過度な突き上げがないか、高速走行時の安定性に不安がないかなどを確認することをおすすめします。タイヤの状態も乗り心地に大きく影響するため、溝の深さや偏摩耗がないかも合わせて見ておくと良いでしょう。

インテリアデザインと質感の高さ

  • 上質な素材と丁寧な作り込みによる高級感。
  • ドライバー中心に設計された機能的なコクピット。
  • 本革シートなど、豪華な装備も選択可能。

旧型レクサスISのかっこよさは、エクステリアデザインだけでなく、インテリアにも表れています。ドアを開けて乗り込むと、レクサスならではの上質な空間が広がります。ダッシュボードやドアトリムにはソフトパッドが多用され、スイッチ類の操作感も節度があり、細部に至るまで丁寧に作り込まれていることがわかります。派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気の中に、素材の良さや組み立て精度の高さが感じられる、まさに高級車にふさわしい内装です。

運転席に座ると、ドライバーを包み込むようなデザインのコクピットが印象的です。メーター類は見やすく配置され、ステアリングやシフトノブも手にしっくりと馴染みます。ナビゲーションシステムやオーディオの操作パネルも、直感的に扱えるように工夫されており、運転に集中できる環境が整えられています。スポーツセダンらしく、ドライビングポジションも適切に設定しやすく、クルマとの一体感を感じながら運転を楽しむことができます。

内装の質感はさすがレクサスって感じ。古いモデルだけど安っぽさは全然ないし、スイッチ類の触り心地も良い。本革シートの座り心地も最高だよ。

グレードによっては、本革シートや木目調パネルなどが装備され、さらに豪華な雰囲気を演出しています。特に「バージョンL」などの上位グレードでは、シートヒーターやベンチレーション(送風機能)といった快適装備も充実しており、季節を問わず快適なドライブが可能です。中古車を選ぶ際には、内装のカラー(ブラック、アイボリーなど)や装備内容も重要な比較ポイントになります。シートの状態(擦れ、破れ、へたりなど)や、パネル類の傷、においなどもチェックしておきましょう。

後席の居住性については、前席優先のデザインということもあり、正直なところ広々としているとは言えません。しかし、大人2人が乗る分には十分なスペースが確保されており、短距離の移動であれば問題ないでしょう。トランクスペースもセダンとしては標準的な容量を備えています。内装の質感の高さは、旧型ISの満足度を高める大きな要素の一つです。

ボディサイズと取り回しの良さ

  • 日本の道路事情に適した扱いやすいボディサイズ。
  • 全長、全幅、全高のバランスが良い。
  • 最小回転半径も小さめで、狭い道でも運転しやすい。

旧型レクサスISは、スポーティなセダンでありながら、日本の道路事情でも扱いやすいボディサイズを持っている点も魅力の一つです。全長は約4,575mm~4,585mm、全幅は約1,795mm、全高は約1,430mm~1,440mm(モデルや年式により多少異なります)と、現在の同クラスのセダンと比較するとややコンパクト。この絶妙なサイズ感が、都市部の狭い道や駐車場での取り回しの良さにつながっています。

特に全幅が1,800mmを切っている点は大きなポイントです。機械式駐車場など、全幅に制限がある場所でも利用しやすい場合があります。最小回転半径も比較的小さく抑えられており、Uターンや車庫入れなどの場面で、その運転のしやすさを実感できるでしょう。スポーツセダンとしての走行性能を確保しつつ、日常的な使い勝手も考慮されている点は、さすがレクサスと言えます。

もちろん、初めてFR車を運転するという方は、最初は後輪駆動特有の感覚に少し戸惑うかもしれません。しかし、旧型ISは車両安定制御システム(VSC)などの安全装備も搭載されており、過度な心配は不要です。むしろ、素直なハンドリング特性と相まって、すぐに慣れて運転を楽しめるようになるはずです。

サイズは確かに扱いやすいけど、やっぱりセダンだから、ハッチバックとかに比べると荷物の積載性は劣るかな。大きな荷物をよく運ぶ人には向かないかも。

中古車として旧型ISを検討する際、このボディサイズは大きなメリットとなり得ます。大きすぎず小さすぎない、ちょうど良いサイズ感は、運転初心者の方や、大きなクルマの運転に不安がある方にもおすすめです。また、セダンでありながらスタイリッシュなデザインなので、ファミリーユースだけでなく、パーソナルな使い方にもマッチします。中古車選びでは、実際に運転席に座って視界を確認したり、可能であれば試乗して取り回しの感覚を確かめてみると良いでしょう。

マイナーチェンジによるデザインと性能の進化

  • モデルライフ中に数回のマイナーチェンジを実施。
  • エクステリアデザインやインテリアの質感が向上。
  • 走行性能や安全装備も改良されている場合がある。

旧型レクサスISは、そのモデルライフの中で数回のマイナーチェンジ(一部改良)を受けており、初期モデルと後期モデルではデザインや装備、性能に違いがあります。中古車を選ぶ際には、どの時期のモデルなのかを把握しておくことが重要です。一般的に、後期モデルになるほど、デザインが洗練されたり、装備が充実したり、走行性能が向上したりする傾向にあります。例えば、エクステリアでは、フロントグリルやバンパー、テールランプのデザインが変更されたり、LEDデイライトが採用されたりしています。

インテリアにおいても、素材の見直しやカラーバリエーションの追加、ナビゲーションシステムの機能向上など、細かな改良が加えられている場合があります。特に後期モデルでは、より質感が向上し、古さを感じさせない工夫が凝らされていることが多いです。走行性能に関しても、サスペンションのチューニングが見直されたり、トランスミッションの制御が改良されたりすることで、よりスムーズで快適な走り、あるいはよりスポーティな走りを実現している場合があります。

やっぱり後期型は完成度が高い気がするな。デザインも少し新しくなってるし、装備も良くなってる。予算が許すなら後期型を狙いたいところだね。

安全装備についても、マイナーチェンジによって機能が追加・強化されている可能性があります。例えば、プリクラッシュセーフティシステムなどの先進安全技術が、どの年式のモデルから標準装備またはオプション設定されたのかなどを確認しておくと良いでしょう。もちろん、後期モデルになるほど中古車価格も高くなる傾向にありますが、その分、満足度も高まる可能性があります。

中古車情報サイト(カーセンサーやグーネットなど)で検索する際には、「年式」や「モデル(前期/後期)」といった条件で絞り込むことができます。車両情報に「後期型」や「最終型」といった記載があるかを確認したり、掲載されている画像でデザインの違いを見比べたりするのも有効です。どの時期のモデルが自分の好みや予算に合っているかを考えながら、最適な一台を見つけましょう。

中古車選びのポイント:賢く旧型レクサスISを手に入れる

  • 年式と走行距離で見る中古車価格の傾向
  • グレード(バージョンL、F SPORTなど)による装備の違い
  • 修復歴の有無と車両状態のチェックポイント
  • 燃費(km/l)と維持費(税金、保険、整備費用)
  • 保証付き中古車とディーラー認定中古車のメリット
  • MTモデルやコンバーチブル(IS C)の希少性
  • 失敗しない中古車販売店の選び方(カーセンサー、グーネット活用)

年式と走行距離で見る中古車価格の傾向

  • 年式が新しく、走行距離が少ないほど価格は高い傾向。
  • 狙い目は年式と走行距離のバランスが良い車両。
  • 過走行車でも整備状態が良ければ選択肢になり得る。

旧型レクサスISの中古車価格は、主に年式と走行距離によって大きく左右されます。当然ながら、年式が新しく、走行距離が少ない車両ほど価格は高くなる傾向にあります。しかし、旧型ISは初期モデルが登場してからそれなりの年月が経過しているため、比較的走行距離が進んでいる車両も多く流通しています。ここで重要なのは、単に走行距離が少ないことだけを重視するのではなく、年式とのバランスを見ることです。

例えば、年式は古いけれど走行距離が極端に少ない車両は、長期間動かされずに保管されていた可能性があり、ゴム部品の劣化などが進んでいる場合もあります。逆に、年式は比較的新しいのに走行距離が非常に多い車両は、主に高速道路を長距離移動していた可能性が高く、エンジンなどの機関系の状態は良好な場合もありますが、内外装の消耗は進んでいるかもしれません。

狙い目としては、年式相応の走行距離(一般的に1年あたり1万km前後が目安)で、かつ適切なメンテナンスが施されてきた車両と言えるでしょう。価格帯としては、数十万円台から200万円程度まで幅広く存在しますが、100万円前後でも程度の良い車両を見つけることは可能です。予算を決めた上で、その範囲内で最も条件の良い車両を探すのが現実的です。カーセンサーやグーネットといった中古車情報サイトでは、価格帯や年式、走行距離で絞り込んで検索できるので、相場感を掴むのに役立ちます。

安いと思って飛びついたら、結構整備にお金がかかった…なんて話も聞くから、走行距離だけじゃなく、ちゃんと整備記録とかも確認した方がいいね。

走行距離が多い、いわゆる「過走行車」と呼ばれる車両(一般的に10万km以上)でも、一概に避けるべきとは言えません。レクサス車は元々の耐久性が高いため、定期的なメンテナンスがしっかりと行われていれば、まだまだ元気に走る個体も多いです。特に、消耗部品(タイヤ、ブレーキパッド、バッテリーなど)が最近交換されている車両であれば、購入後の出費を抑えられる可能性もあります。価格が安い分、購入後に気になる部分をリフレッシュするという考え方もありますね。重要なのは、車両の状態をしっかりと見極めることです。

グレード(バージョンL、F SPORTなど)による装備の違い

  • 標準グレードに加え、豪華仕様やスポーツ仕様が存在。
  • 「バージョンL」は本革シートなど豪華装備が充実。
  • 「F SPORT」(後期型)は専用内外装とスポーティな足回り。

旧型レクサスISには、複数のグレードが設定されており、それぞれ装備内容が異なります。中古車を選ぶ際には、どのグレードが自分の使い方や好みに合っているかを考えることが大切です。基本となる標準グレードに加え、主に「バージョンS」、「バージョンL」、そして後期型で設定された「F SPORT」などが代表的です。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

「バージョンS」は、標準グレードに対して、よりスポーティな装備が与えられたグレードです。インチアップされたアルミホイールや、専用のサスペンションチューニングが施されていることが多く、引き締まった走りを好む方におすすめです。ただし、乗り心地は標準グレードに比べてやや硬めになる傾向があります。

一方、「バージョンL」は、豪華装備を充実させたグレードです。本革シート、シートヒーター&ベンチレーション、木目調パネルなどが標準装備されることが多く、レクサスらしい上質な室内空間を求める方に向いています。快適装備が充実しているため、長距離ドライブも快適にこなせるでしょう。中古車市場でも人気が高く、流通量も比較的多いグレードです。

やっぱりレクサス乗るならバージョンLがいいかな。本革シートとか、高級感ある装備が付いてると満足度が違う。中古でも状態の良いものを選びたいね。

後期モデルで登場した「F SPORT」は、専用のスピンドルグリルやエアロパーツ、スポーツシート、専用チューニングサスペンションなどを装備し、内外装ともにスポーティさを強調したグレードです。走りもよりダイレクト感が増しており、見た目も走りも妥協したくないという方に最適です。中古車価格は比較的高めですが、その分、満足度の高い一台と言えるでしょう。他にも、特別仕様車などが設定されていた時期もありますので、中古車情報をチェックする際には、グレード名だけでなく、具体的な装備内容(ナビの種類、オーディオ、安全装備など)もしっかりと確認することが重要です。オプション装備が付いているかどうかも価格に影響します。

修復歴の有無と車両状態のチェックポイント

  • 修復歴ありの車両は価格が安いが、リスクも伴う。
  • 骨格部分の修復・交換がないか確認が必要。
  • 外装の傷や凹み、内装の汚れや傷みも要チェック。

中古車選びで最も注意したいポイントの一つが「修復歴」の有無です。修復歴とは、交通事故などにより、クルマの骨格部分(フレームやピラーなど)を修復または交換した経歴があることを指します。修復歴のある車両は、一般的に通常の中古車よりも価格が安く設定されていますが、購入には慎重な判断が必要です。なぜなら、骨格部分の修復が適切に行われていない場合、走行安定性に問題が生じたり、将来的に不具合が発生したりするリスクがあるからです。

中古車情報サイトや販売店のプライスボードには、修復歴の有無が表示されていることが一般的です。必ず確認し、「修復歴あり」の場合は、どの部分をどのように修復したのかを販売店に詳しく確認しましょう。信頼できる販売店であれば、修復箇所や程度について正直に説明してくれるはずです。しかし、安さだけに惹かれて安易に修復歴車を選ぶのは避けた方が賢明です。特に、走行性能に直接影響するような大きな修復を受けている場合は、見送るのが無難でしょう。

修復歴がない車両であっても、車両の状態を自分の目でしっかりと確認することが重要です。まずは外装から。ボディ全体の塗装の色艶にムラがないか、パネル同士の隙間(チリ)が均一か、ドアやボンネット、トランクの開閉がスムーズかなどをチェックします。目立つ傷や凹み、サビなども確認しましょう。特に下回りや足回りにサビが多い場合は注意が必要です。

修復歴なしって書いてあっても、ドア交換くらいなら表示されないこともあるらしいね。やっぱり自分の目でしっかり見るのが一番。細かい傷とかも見逃さないようにしないと。

次に内装です。シートの破れや擦れ、へたり具合、ダッシュボードやパネルの傷、天井の汚れなどを確認します。タバコやペットのにおいが気になる場合は、消臭が難しいこともあるので注意が必要です。電装品(エアコン、ナビ、オーディオ、パワーウィンドウなど)が正常に作動するかどうかも一通り試してみましょう。エンジンルームも確認し、オイル漏れや異音、異臭がないかなどをチェックします。可能であれば試乗して、走行中の異音や振動、ハンドリングの違和感、ブレーキの効き具合などを確認するのが理想的です。少しでも気になる点があれば、遠慮せずに販売店に質問しましょう。

燃費(km/l)と維持費(税金、保険、整備費用)

  • 燃費はIS250で10km/L前後、IS350で9km/L前後が目安。
  • 自動車税は排気量によって異なる(IS250は約4.5万円、IS350は約5.8万円)。
  • 任意保険料や整備費用も考慮する必要がある。

旧型レクサスISを所有する上で気になるのが、燃費と維持費ではないでしょうか。まず燃費(カタログ燃費ではなく実燃費の目安)ですが、2.5Lエンジン搭載のIS250で、おおよそリッターあたり10km前後、3.5Lエンジン搭載のIS350でリッターあたり9km前後が一般的です。もちろん、運転の仕方や走行状況(市街地、高速道路など)によって変動しますが、現代のエコカーと比較すると、決して燃費が良いとは言えません。特にIS350はパワフルな分、燃料消費も多くなる傾向にあります。ガソリン代が気になる方は、この点を考慮しておく必要があります。

次に維持費の主な項目を見ていきましょう。毎年かかるのが自動車税です。これはエンジンの排気量によって決まり、IS250(2,500cc)の場合は年額45,000円(2019年9月30日以前の新規登録の場合)、IS350(3,500cc)の場合は年額58,000円(同)となります(※初度登録から13年経過すると重課されます)。この差は年間で1万円以上になりますので、維持費を抑えたい場合はIS250の方が有利です。

自動車重量税は、車検時に支払います。旧型ISの車両重量は1,500kgを超えるため、車検ごとに支払う金額もそれなりになります。また、任意保険料も車両保険の料率クラスやドライバーの年齢、等級によって異なりますが、一般的な国産セダンと比較するとやや高めになる可能性があります。事前に複数の保険会社で見積もりを取っておくと良いでしょう。

維持費は確かに安くはないけど、その分、所有する満足感は高いよね。燃費も思ったより悪くないって声も聞くし、ちゃんとメンテすれば長く乗れるクルマだと思う。

そして忘れてはならないのが整備費用です。年数が経過した中古車なので、消耗部品の交換や、予期せぬ故障が発生する可能性も考慮しておく必要があります。レクサスディーラーでの整備は安心感がありますが、費用は比較的高めになる傾向があります。信頼できる整備工場を見つけておくのも一つの手です。車検費用も、交換部品が多くなると高額になる可能性があります。中古車を選ぶ際には、タイヤの残り溝やブレーキパッドの残量なども確認し、購入後すぐに大きな出費がないかどうかもチェックしておくと安心です。トータルでかかるコストを把握した上で、無理のないカーライフプランを立てることが大切です。

保証付き中古車とディーラー認定中古車のメリット

  • 販売店独自の保証が付いている中古車がある。
  • レクサスディーラーの認定中古車(CPO)は品質と保証が充実。
  • 保証内容(期間、範囲、走行距離制限など)をしっかり確認。

中古車を購入する際に、大きな安心材料となるのが「保証」の有無です。旧型レクサスISのような年数が経過したモデルでは、購入後の故障リスクもゼロではありません。そこで注目したいのが、販売店が独自に設定している保証付きの中古車や、レクサスディーラーが販売する認定中古車(CPO:Certified Pre-Owned)です。これらの車両は、保証が付いていない車両に比べて価格は高めになる傾向がありますが、万が一の際の修理費用負担を軽減できるという大きなメリットがあります。

一般の中古車販売店が提供する保証は、その内容が様々です。保証期間(例:3ヶ月、6ヶ月、1年など)、保証範囲(エンジン、ミッションのみ、電装品も含むなど)、走行距離制限の有無などを、購入前にしっかりと確認する必要があります。保証内容が充実しているほど安心感は増しますが、その分価格に反映されていることが多いです。保証継承が可能かどうかも確認しておくと良いでしょう。

一方、レクサスディーラーが扱う認定中古車(CPO)は、レクサス独自の厳しい基準(約90項目以上)をクリアした高品質な車両のみが認定されます。納車前の点検・整備も徹底されており、車両の状態については高い信頼性があります。さらに、CPOには充実した保証(通常2年間、走行距離無制限)が付帯し、全国のレクサスディーラーで保証修理を受けることができます。24時間対応のサポートデスクや、定期点検、メンテナンスプログラムなども含まれており、購入後のカーライフをトータルでサポートしてくれます。

ディーラー認定中古車は確かに安心だけど、やっぱり値段が高いんだよね…。予算的に厳しい場合は、一般の中古車店で保証がしっかりしてるやつを探すしかないかな。

もちろん、CPOは品質と保証が手厚い分、価格は一般の中古車相場よりもかなり高めに設定されています。予算に余裕があり、最大限の安心感を求めるのであれば、CPOは非常に魅力的な選択肢です。しかし、予算を抑えたい場合は、一般の中古車販売店で、保証内容をしっかりと吟味した上で、信頼できる車両を選ぶという方法もあります。いずれにしても、保証が付いているかどうか、付いている場合はその内容を詳細に確認することが、中古の旧型レクサスISを安心して購入するための重要なポイントとなります。

MTモデルやコンバーチブル(IS C)の希少性

  • 旧型ISには6速MT(マニュアルトランスミッション)搭載モデルが存在した(初期のIS250)。
  • オープンモデルの「IS C」(コンバーチブル)もラインナップ。
  • どちらも流通台数が少なく、希少価値が高い。

旧型レクサスISのラインナップには、一般的なAT(オートマチックトランスミッション)搭載のセダンだけでなく、非常に希少なモデルも存在しました。その一つが、6速マニュアルトランスミッション(MT)を搭載したモデルです。これは主に初期のIS250に設定されており、FRレイアウトとMTの組み合わせによる、ダイレクトでスポーティな走りを楽しむことができる、まさに「操る楽しさ」を追求したモデルと言えます。しかし、元々の販売台数が非常に少なく、中古車市場で見かける機会は極めて稀です。もし状態の良いMTモデルが見つかれば、それは非常に幸運と言えるでしょう。

もう一つの希少モデルが、電動開閉式のメタルトップを備えたコンバーチブルモデル「IS C」です。ベースはISセダンですが、オープンカー特有の優雅なスタイリングと、ルーフを開けた際の開放感は格別です。クーペとしても、オープンカーとしても楽しめる、2つの魅力を併せ持ったモデルです。IS250CとIS350Cがラインナップされていました。こちらもセダンに比べると流通台数は少なく、特にIS350Cは希少性が高いです。オープン機構の動作確認は必須となります。

MTのIS、乗ってみたいなあ。FRでMTなんて、絶対楽しいに決まってる!見つけたら即買いレベルかも(笑) IS Cもかっこいいよね。天気のいい日にオープンで走ったら最高だろうな。

これらのMTモデルやIS Cは、その希少性から、通常のセダンモデルよりも中古車価格が高値で取引される傾向にあります。特に低走行で状態の良い車両は、コレクターズアイテムとしての価値も生まれつつあるかもしれません。探す際には、カーセンサーやグーネットなどの検索条件で「ミッション:MT」や「ボディタイプ:コンバーチブル/オープン」を選択して、根気強く探す必要があります。また、専門的な知識を持った販売店でないと、適切な整備が難しい場合もあるため、購入後のメンテナンス体制についても考慮しておくと良いでしょう。人と違う旧型ISに乗りたい、というこだわり派の方にとっては、魅力的な選択肢となり得るモデルです。

失敗しない中古車販売店の選び方(カーセンサー、グーネット活用)

  • 大手中古車情報サイト(カーセンサー、グーネット)を活用。
  • 販売店のレビューや評価、在庫の質をチェック。
  • 実車確認や試乗、丁寧な説明をしてくれる販売店を選ぶ。

希望の旧型レクサスISが見つかっても、どの販売店で購入するかは非常に重要です。信頼できる販売店を選ぶことが、中古車購入で失敗しないための鍵となります。まずは、カーセンサーやグーネットといった大手中古車情報サイトを活用しましょう。これらのサイトでは、全国の販売店が在庫情報を掲載しており、地域や条件を指定して効率的に車両を探すことができます。重要なのは、掲載されている車両情報だけでなく、販売店自体の情報もしっかりと確認することです。

多くのサイトでは、実際にその販売店で購入したユーザーからのレビューや評価が掲載されています。これらのクチコミは、販売店の対応や車両の品質を知る上で非常に参考になります。「スタッフの対応が丁寧だった」「説明が分かりやすかった」「納車後のフォローがしっかりしていた」といったポジティブな評価が多い販売店は、信頼できる可能性が高いと言えるでしょう。逆に、ネガティブな評価が多い販売店は注意が必要です。また、掲載されている在庫車両全体の質(年式、走行距離、価格設定のバランスなど)も、販売店の信頼性を測る一つの指標になります。

気になる車両を見つけたら、実際に販売店に問い合わせてみましょう。電話やメールでの対応が丁寧で、質問に対して的確に答えてくれるかどうかも重要なポイントです。そして、可能であれば必ず実店舗に足を運び、車両を自分の目で確認(実車確認)し、試乗させてもらいましょう。その際に、車両の状態について詳しく説明してくれたり、こちらの疑問点に真摯に答えてくれたりする販売店であれば、安心して購入を検討できます。

サイトの情報だけじゃ分からないこともあるから、やっぱり実際にお店に行って話を聞くのが一番。雰囲気が合わないな、とか、なんか説明が曖昧だな、って感じたらやめた方がいいかも。

見積もりを依頼する際には、車両本体価格だけでなく、諸費用(税金、保険料、登録費用、納車費用など)を含めた「支払総額」を明確に提示してもらいましょう。諸費用の内訳についても、不明な点があれば遠慮なく質問することが大切です。保証内容やアフターサービスについても、納得いくまで説明を受けましょう。焦って契約を急かされたり、強引なセールスを受けたりするような販売店は避けるべきです。最終的には、自分が納得でき、信頼できると感じた販売店で購入することが、後悔しない中古車選びにつながります。

まとめ:旧型レクサスISのかっこよさを再確認

  • 旧型レクサスISは、スピンドルグリル以前のシャープなデザインが魅力。
  • FRレイアウトを基本とし、スポーティな走行性能を持つ。
  • IS350のパワフルなV6エンジンは、余裕のある走りを提供する。
  • 乗り心地と安定性のバランスが良く、快適なドライブが可能。
  • インテリアは上質で、ドライバー中心の機能的なデザイン。
  • 日本の道路事情に適した扱いやすいボディサイズ。
  • マイナーチェンジにより、デザインや性能が進化している。
  • 中古車選びでは、年式、走行距離、グレード、修復歴、保証をチェック。
  • 燃費や維持費も考慮し、無理のない計画を立てることが重要。
  • 信頼できる販売店選びが、中古車購入成功の鍵となる。
当サイト運営者からのお礼とアドバイス。

こんにちは、クルマ好きの運営者です。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

旧型レクサスIS、かっこいいですよね!私も街で見かけるたびに、そのスタイリッシュなデザインに思わず見とれてしまいます。特に、今のレクサスとは違う、あのシュッとしたフロントマスクとFRらしい伸びやかなフォルムは、時代を経ても色褪せない魅力を持っていると感じます。

中古車として手が届きやすい価格帯になってきたこともあり、「そろそろ旧型IS、どうかな?」と考えている方も多いのではないでしょうか。ただ、中古車選びは楽しい反面、不安もつきものですよね。「どんなグレードがあるの?」「維持費はどれくらいかかる?」「故障したらどうしよう…」など、気になることはたくさんあると思います。

この記事では、そんな皆さんの疑問や不安を少しでも解消できればと思い、旧型ISの魅力から中古車選びの具体的なポイントまで、できるだけ詳しく解説させていただきました。デザインや走りといった「かっこよさ」の理由はもちろん、年式や走行距離、修復歴、保証といった現実的なチェックポイントまで、幅広く触れています。

一番大切なのは、ご自身のライフスタイルや予算に合った、納得のいく一台を見つけることだと思います。焦らず、じっくりと情報を集め、可能であれば実際に試乗して、旧型ISの持つ魅力を肌で感じてみてください。そして、信頼できる販売店を見つけることも忘れずに。

この記事が、あなたの素敵なレクサスISライフのきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。ぜひ、あなたにとって最高の一台を見つけてくださいね!