レクサスブランドのエントリーSUVとして、都会的でスタイリッシュなデザインと、扱いやすいコンパクトなサイズで人気のレクサスUX。特に若い世代や女性からの支持も高く、街中で見かける機会も増えました。
レクサスならではの上質な雰囲気と信頼性を、比較的手頃な価格帯から手に入れられるとあって、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、インターネットでUXの評判を検索してみると、「レクサスUX ひどい」「買って後悔した」といった、気になるネガティブなキーワードやクチコミを目にすることがあります。
デザインやブランドイメージは良いのに、なぜ一部のユーザーは「ひどい」「後悔した」と感じてしまうのでしょうか?その背景には、UXの持つ特性、特にコンパクトさゆえの室内空間の制約や、走行性能、あるいは価格に対する期待値とのギャップなどが関係しているようです。
この記事では、レクサスUXに対するネガティブな評価、すなわち「ひどい」「後悔した」と言われる理由を、実際のユーザーレビューやクチコミを基に徹底的に探っていきます。そして、それらの不満点がUXの本質的な欠点なのか、それとも個人の使い方や価値観によるものなのかを客観的に分析。さらに、UXが持つ本来の魅力やメリットも再確認し、購入後に後悔しないための重要なチェックポイントを詳しく解説します。UXの購入で失敗したくない方は必見です。
- レクサスUXが「ひどい」「後悔」と言われる主な理由は、後席・荷室の狭さ、パワー不足感、価格に対する期待値など
- 特に実用性を重視するユーザーからは、スペース不足に関する不満が出やすい
- 一方で、デザイン性の高さ、都市部での扱いやすさ、燃費性能などは高く評価されている
- 後悔しないためには、試乗による確認と、自身の価値観・ライフスタイルとのマッチングが不可欠
レクサスUXで後悔?「ひどい」と言われる理由と不満点の真相
- 最大の不満点? 後部座席と荷室の狭さ問題
- 走行性能は物足りない? パワー不足やエンジンフィールへの声
- 内装の質感は価格相応? 「高級感がない」という評価の背景
- 乗り心地は硬め? 路面からの突き上げ感に関する評価
- 期待外れの燃費? ハイブリッドモデルの実燃費評価
- 「レクサスなのに…」ブランドへの期待値とのギャップ
最大の不満点? 後部座席と荷室の狭さ問題

- UXのウィークポイントとして最も多く指摘されるのが後席と荷室の狭さ
- 大人が後席で快適に過ごすのは難しく、荷物もあまり積めない
- ファミリーユースや荷物の多い使い方には不向きとの声が多い
レクサスUXのレビューやクチコミで、ネガティブな評価として最も多く目にするのが、「後部座席が狭い」「荷室(ラゲージスペース)が小さい」という、スペースに関する不満です。UXはコンパクトSUVであり、スタイリッシュなデザインを優先しているため、室内空間、特に後席と荷室のスペースには限りがあります。
後部座席については、足元空間(ニースペース)も頭上空間(ヘッドクリアランス)も、大人が座るには正直言って窮屈です。身長が高い人だと膝が前席に当たったり、頭が天井に近くなったりする可能性が高く、長時間の移動はかなり厳しいという意見が大半です。
「子供用か、緊急用と割り切るべき」といった声も少なくありません。荷室容量についても、同クラスのSUVと比較して小さい部類に入ります。
日常的な買い物程度なら問題ありませんが、ゴルフバッグや大型のスーツケース、ベビーカーなどを積むのは、かなり難しいか、工夫が必要です。後席を倒せばスペースは拡大しますが、それでも容量は限られています。
この後席と荷室の狭さから、「ファミリーカーとしては使えない」「荷物が多い人には向かない」「見た目は良いけど実用性が低い」といった厳しい評価につながり、「買って後悔した」と感じるユーザーもいるようです。
レクサスUXを検討する際には、このスペースの制約を十分に理解し、自分の使い方(乗車人数、荷物の量など)で許容できる範囲なのかを、実車で必ず確認することが、後悔を避けるための絶対条件と言えるでしょう。
走行性能は物足りない? パワー不足やエンジンフィールへの声

- 特にガソリンモデル(UX200)の動力性能に物足りなさを感じる声
- 高速道路での合流や追い越し加速で力不足を感じる場面も
- ハイブリッドモデルも、スポーティさを期待すると物足りない可能性
レクサスUXの走行性能についても、一部のユーザーからは不満の声が聞かれます。特に指摘されるのが、「パワー不足感」です。UXには、2.0L直列4気筒ガソリンエンジン搭載の「UX200」と、同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデル「UX250h」(現在はUX300hに名称変更・改良されている可能性あり)、そしてEVモデルの「UX300e」があります。
不満の声が比較的多いのは、ガソリンモデルのUX200です。街乗りでは十分な性能ですが、高速道路での合流や追い越し加速、あるいは登坂路など、力強いパワーが必要な場面では、「加速が鈍い」「エンジンが唸るばかりで速度が乗らない」といった物足りなさを感じるユーザーがいるようです。
ハイブリッドモデルについても、燃費性能は良いものの、絶対的なパワーがあるわけではありません。モーターアシストによるスムーズな発進・加速はありますが、スポーティな走りを期待すると、やや物足りなく感じる可能性があります。
組み合わされるトランスミッション(CVT)のフィーリングについても、ダイレクト感に欠けるという指摘が見られます。もちろん、UXはサーキットを走るようなスポーツカーではなく、あくまで都市部での快適な移動を主眼としたコンパクトSUVです。
しかし、レクサスブランドであることや、スポーティなデザインから、ある程度の動力性能を期待していたユーザーにとっては、このパワー不足感が「期待外れ」となり、後悔につながるケースがあるのかもしれません。
試乗の際には、街乗りだけでなく、バイパスや高速道路なども走行し、動力性能を確認することをおすすめします。
内装の質感は価格相応? 「高級感がない」という評価の背景

- レクサスとしてはエントリーモデルであり、内装の質感に限界も
- 上位モデル(NXやRX)と比較すると、プラスチック素材などが目につく部分も
- 価格に対する期待値が高いため、「思ったより普通」と感じる人も
レクサスといえば、上質な内装の質感を期待する人が多いでしょう。しかし、UXの内装に対しては、「価格の割に高級感がない」「思ったよりもプラスチッキー」といった、やや厳しい評価が見られることがあります。
UXはレクサスブランドの中ではエントリーモデルに位置づけられます。そのため、コスト的な制約もあり、LSやRXといった上位モデルと比較すると、どうしても内装に使われている素材や、細部の作り込みで見劣りする部分が出てきてしまいます。
例えば、ダッシュボードやドアトリムの一部、センターコンソール周りなどに、硬質なプラスチック素材が多く使われていると感じる人もいるようです。また、デザイン自体はモダンで機能的ですが、華やかさや重厚感といった、いわゆる「分かりやすい高級感」は控えめかもしれません。
レクサスというブランド名から、非常に高いレベルの内装質感を期待していたユーザーにとっては、実際に見て触れた際に、「思ったよりも普通だな」「この価格なら、もう少し頑張ってほしかった」と感じてしまう可能性があります。特に、他の輸入車コンパクトSUV(例えばBMW X1など)と比較した場合に、質感で見劣りすると感じる意見もあります。
もちろん、同価格帯の国産SUVと比較すれば、UXの内装は十分に上質です。
しかし、「レクサス」というブランドへの期待値が高い分、そのギャップがネガティブな評価につながりやすい、という側面があるのかもしれません。
乗り心地は硬め? 路面からの突き上げ感に関する評価

- スポーティな走りを意識したためか、乗り心地が硬いと感じる声
- 特にF SPORTグレードや、低扁平タイヤ装着車で顕著な場合も
- 路面の悪い道では突き上げ感が気になる可能性
レクサスUXの乗り心地については、評価が分かれるポイントの一つです。レクサスらしい快適な乗り心地を評価する声がある一方で、「乗り心地が硬い」「路面からの突き上げ感が気になる」といったネガティブな意見も少なからず見られます。
UXは、コンパクトSUVながらも、軽快でスポーティなハンドリング性能を追求しています。そのため、サスペンションのセッティングが、他のレクサス車(例えばESなど)と比較すると、やや引き締められた、硬めの味付けになっている可能性があります。
特に、専用のスポーティなサスペンションが装備される「F SPORT」グレードや、オプションの大径ホイール(例えば18インチ)に低扁平タイヤを装着している場合は、路面の凹凸を拾いやすく、ゴツゴツとした突き上げ感を感じやすい傾向があります。
舗装状態の良い道では快適でも、路面が荒れている場所や、段差を乗り越える際などに、不快な振動や衝撃が伝わってくることがあるようです。乗り心地の感じ方は、個人の好みや、これまで乗ってきた車の経験によって大きく異なります。
スポーティでダイレクトな乗り味を好む人にとっては、UXの乗り心地は心地よく感じられるかもしれません。しかし、とにかくソフトで快適な乗り心地を最優先する人にとっては、「硬すぎる」「レクサスらしくない」と感じてしまい、後悔につながる可能性があります。
グレードやタイヤサイズによっても乗り心地は変わるため、試乗の際には、様々な路面状況で乗り心地を確認することが重要です。
期待外れの燃費? ハイブリッドモデルの実燃費評価

- ハイブリッドモデル(UX250h/UX300h)のカタログ燃費は良好
- しかし、実燃費は走り方や状況によって大きく変動し、期待ほど伸びないことも
- 特に高速走行などでは、ハイブリッドのメリットが出にくい場合も
レクサスUXのハイブリッドモデル(UX250h/UX300h)は、優れた燃費性能(WLTCモード)をカタログで謳っており、経済性の高さを期待して選ぶ人も多いでしょう。しかし、一部のオーナーレビューなどでは、「思ったよりも燃費が伸びない」「期待外れだった」といった声が見られることもあります。
ハイブリッド車の実燃費は、運転の仕方や走行環境によって大きく左右されます。ストップ&ゴーの多い市街地走行や、アクセル操作を穏やかに行うエコドライブを心がければ、カタログ値に近い良好な燃費を記録することも可能です。
しかし、高速道路での走行が多かったり、アクセルを頻繁に踏み込むようなスポーティな運転をしたりすると、ハイブリッドシステムのメリットを活かしきれず、燃費が悪化する傾向があります。
また、UXはSUVであり、セダンなどに比べて車重がある程度あることや、空気抵抗の影響なども、燃費に影響を与える要因となります。そのため、コンパクトハイブリッド車(例えばアクアなど)のような、驚くほどの低燃費を期待していると、実際の燃費とのギャップにがっかりしてしまう可能性があります。
もちろん、同クラスの純ガソリンSUVと比較すれば、UXハイブリッドの燃費性能は十分に優れています。しかし、「ハイブリッドだから」「レクサスだから」といって過度な期待を持つと、それが後悔につながる可能性もある、ということは理解しておく必要があるでしょう。
自分の主な走行パターンを考慮し、現実的な実燃費を想定しておくことが大切です。
「レクサスなのに…」ブランドへの期待値とのギャップ

- レクサスブランドに対して高い品質や高級感を期待する
- エントリーモデルであるUXでは、その期待に完全に応えられない部分も
- 価格に見合う価値を感じられないと、後悔につながる可能性
レクサスUXが「ひどい」「後悔した」と言われる背景には、スペックや機能といった具体的な問題点だけでなく、「レクサス」というブランドに対する高い期待値とのギャップも影響している可能性があります。
レクサスは、トヨタの上位に位置するプレミアムブランドであり、購入者は無意識のうちに、最高レベルの品質、高級感、快適性、そしてサービスを期待してしまいます。
しかし、UXはレクサスラインナップの中ではエントリーモデルであり、価格を抑えるために、ある程度の割り切りやコストダウンが行われている部分も存在します。
例えば、前述した内装の質感(一部のプラスチック素材など)や、後部座席・荷室の広さ、あるいは静粛性(上位モデルとの比較において)などが、購入者の抱いていた「レクサスなら、これくらいのレベルだろう」という期待値を下回ってしまった場合、「レクサスなのに、この程度か…」という不満や失望につながりかねません。
特に、過去にLSやRXといった上位モデルに乗っていた経験がある人や、同価格帯の輸入車(例えばBMW X1やアウディ Q3など)と比較検討している人の場合、UXに対して物足りなさを感じやすいかもしれません。
もちろん、UXはレクサスとして、同クラスの国産車とは一線を画す品質や魅力を持っています。
しかし、「レクサス」という名前だけで過度な期待を持つのではなく、UXがエントリーモデルとしての立ち位置にあることを理解し、その価格に見合った価値があるかどうかを、自分の目で冷静に判断することが、購入後の後悔を防ぐためには重要です。
後悔しないために!レクサスUXの魅力と購入前のチェックポイント
- UXならではの魅力① 都会に映えるスタイリッシュなデザイン
- UXならではの魅力② 都市部での扱いやすいサイズと軽快な走り
- UXならではの魅力③ 豊富なパワートレイン(ガソリン/HV/EV)
- 購入前の必須チェック① 試乗で乗り心地とパワー感を確認
- 購入前の必須チェック② 後席・荷室の広さを実車で確認
- 購入前の必須チェック③ LBXやNX、ライバル車との比較検討
- まとめ:レクサスUXで後悔しないための最終判断
UXならではの魅力① 都会に映えるスタイリッシュなデザイン

- シャープで彫刻的なラインを持つ、個性的で都会的なエクステリア
- 横一文字のリアコンビネーションランプが特徴的
- 豊富なカラーバリエーションも魅力
レクサスUXに対するネガティブな評価を見てきましたが、もちろんUXにはそれを補って余りある魅力がたくさんあります。その筆頭が、やはり「デザイン性の高さ」です。
UXのエクステリアは、「セキュアでありながら、軽快な走りを感じさせる、都会派コンパクトクロスオーバー」をテーマにデザインされました。
レクサスの象徴であるスピンドルグリルはもちろん、シャープで立体的なボディライン、大胆な形状のフェンダーアーチモール、そしてリアで強い個性を放つ横一文字のエアロスタビライジングブレードランプ(テールランプ)などが、UXならではのスタイリッシュで都会的な印象を創り出しています。
SUVでありながら、クーペのような流麗さも感じさせるデザインは、多くの人々、特にデザインにこだわりを持つ層から高く評価されています。
ボディカラーのバリエーションが豊富な点も魅力の一つです。定番のホワイトやブラックに加え、ソニッククロムのような金属質感を感じさせる色や、セレスティアルブルーガラスフレークのような深みのある色など、多彩なカラーから自分の好みに合わせて選ぶことができます。
内装デザインも、ドライバーを中心に操作系を配置したスポーティなコックピットとなっており、エクステリアとの統一感が図られています。
実用面での指摘はあっても、このデザインに惹かれてUXを選ぶという人は非常に多く、所有する喜びを満たしてくれる大きな要素となっています。
UXならではの魅力② 都市部での扱いやすいサイズと軽快な走り

- 全長約4.5m、全幅約1.84mと、日本の都市部でも扱いやすいサイズ感
- 最小回転半径も比較的小さく、小回りが利く
- 軽快なハンドリングで、キビキビとした運転を楽しめる
レクサスUXのもう一つの大きな魅力は、日本の都市部でも非常に「扱いやすい」という点です。ボディサイズは、全長が約4.5m、全幅が約1.84mと、レクサスのSUVラインナップの中ではLBXに次いでコンパクトです(2025年4月現在)。
このサイズ感は、狭い道が多い日本の都市部や、駐車スペースが限られた場所でも、運転しやすいという大きなメリットをもたらします。最小回転半径も比較的小さいため、Uターンや車庫入れなどもスムーズに行えます。
また、低重心パッケージと高剛性ボディ、そして専用チューニングされたサスペンションにより、軽快でキビキビとしたハンドリング性能を実現しています。ステアリング操作に対する車の反応が良く、ドライバーの意のままに操れる感覚は、運転する楽しさにつながります。
街中を颯爽と駆け抜けるような、スポーティな走りを楽しむことができるでしょう。先にパワー不足感を指摘する声も紹介しましたが、日常的な速度域での扱いやすさや、軽快感という点では、多くのユーザーから高く評価されています。
レクサスブランドの上質さを持ちながらも、気負わずに普段使いできるサイズ感と、運転が楽しくなるような軽快な走り。
このバランスの良さが、特に都市部に住むドライバーや、運転がそれほど得意ではないと感じる方、そして女性ドライバーなどにも支持される理由となっています。
UXならではの魅力③ 豊富なパワートレイン(ガソリン/HV/EV)

- ガソリン、ハイブリッド、EV(電気自動車)と多様な選択肢を用意
- 予算や使い方、環境意識に合わせて最適なものを選べる
- 自分のライフスタイルに合ったパワートレインを選べるのは大きなメリット
レクサスUXは、パワートレインの選択肢が非常に豊富な点も、他のモデルにはない大きな魅力と言えます。現在、多くのレクサス車がハイブリッド中心のラインナップとなる中で、UXはガソリンエンジンモデル、ハイブリッドモデル、そしてバッテリーEV(電気自動車)モデルの3種類を用意しています(2025年4月時点)。
まず、2.0Lガソリンエンジンの「UX200」。車両価格を抑えたい方や、シンプルな構造を好む方、ハイブリッドのフィーリングが苦手な方にとっては良い選択肢となります。
次に、2.0Lハイブリッドシステムの「UX250h」(またはUX300h)。優れた燃費性能と静粛性、スムーズな走りが魅力で、UXの販売の中心となっているモデルです。経済性を重視するならこちらでしょう。
そして、バッテリーEVの「UX300e」。走行中にCO2を排出せず、モーターならではの力強く静かな加速が特徴です。環境意識の高い方や、新しい時代の走りに関心がある方におすすめですが、充電環境や航続距離を考慮する必要があります。
このように、UXは購入者の予算、年間の走行距離、主な使い方(街乗り中心か、高速道路もよく使うか)、環境への意識、そして走りの好みなど、様々なニーズに合わせて最適なパワートレインを選べるという、大きなメリットを持っています。
例えば、「レクサスに乗りたいけど、予算は抑えたい」ならガソリンモデル、「燃費と快適性を重視したい」ならハイブリッドモデル、「最先端の環境性能を」と考えるならEVモデル、といった選び方が可能です。
これだけ多様な選択肢があるのは、レクサスのラインナップの中でもUXならではの特徴であり、幅広いユーザー層に対応できる理由の一つとなっています。
購入前の必須チェック① 試乗で乗り心地とパワー感を確認

- カタログスペックだけでは分からない乗り心地やパワー感を実体験する
- 一般道だけでなく、可能であれば高速道路や坂道も試す
- F SPORTなど、グレードによる乗り味の違いも確認
レクサスUXの購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、絶対に欠かせないのが「試乗」です。特に、UXの評価が分かれやすい「乗り心地」と「パワー感」については、カタログのスペックやレビュー記事を読むだけでは分からない、自分自身の感覚で確かめることが何よりも重要です。
試乗の際には、まず乗り心地を確認しましょう。ディーラーの周辺だけでなく、可能であれば少し足を延ばして、路面が荒れている場所や、段差のある場所なども走行してみることをお勧めします。その際に、不快な突き上げ感がないか、車体の揺れはどの程度か、静粛性はどうかなどを意識してチェックします。
もし可能であれば、標準グレードとF SPORTグレードの両方に試乗し、乗り心地の違いを比較できるとベストです。
次に、パワー感です。街中での発進・加速のスムーズさだけでなく、バイパスや高速道路での合流、追い越し加速、そして坂道での登坂能力などを試してみましょう。自分が普段よく使う道路状況を想定し、アクセルを踏んだ際のレスポンスや、エンジン音、加速感に不満がないかを確認します。
特にガソリンモデル(UX200)を検討している場合は、パワー不足を感じないか念入りにチェックすることをおすすめします。
試乗は、ネット上の評価が自分にも当てはまるかを確認する絶好の機会です。遠慮せずに、気になる点はディーラーの担当者に質問し、納得いくまでUXの走りや乗り心地を体感しましょう。
購入前の必須チェック② 後席・荷室の広さを実車で確認

- UXの最大のウィークポイントとされる後席と荷室の広さを自分の目で確認
- 実際に後席に座ってみて、足元や頭上のスペースを体感する
- 普段積む荷物(ベビーカー、ゴルフバッグ等)が入るか試してみる
レクサスUXの購入検討において、試乗と並んで絶対に外せないのが、「後部座席」と「荷室(ラゲージスペース)」の広さを実車で確認することです。
前述の通り、UXはこのスペースの狭さが最大のウィークポイントとして指摘されることが多いため、ここが自分の使い方で許容できる範囲なのかどうかを、購入前に見極める必要があります。
まず後部座席です。ディーラーに展示車や試乗車があれば、必ず実際に後部座席に座ってみましょう。自分の体格で座ってみて、足元(膝周り)や頭上にどれくらいの余裕があるか、圧迫感はないかを確認します。可能であれば、家族や友人など、普段後席に乗せる可能性のある人にも一緒に座ってもらい、感想を聞いてみるのも良いでしょう。
次に荷室です。バックドアを開けて、荷室の広さや形状、床下の収納などを確認します。そして、もし可能であれば、自分が普段よく積む荷物(例えば、ベビーカー、ゴルフバッグ、旅行用のスーツケースなど)を持参し、実際に積んでみることができるかディーラーに相談してみましょう。
カタログ上の容量(リッター数)だけでは、実際の使い勝手は分かりません。特に、ゴルフバッグのような長尺物や、ベビーカーのように形状が特殊なものは、実際に試してみないと積めるかどうかの判断が難しい場合があります。
「デザインは気に入ったけど、やっぱり狭すぎる…」「これじゃ荷物が積めない…」となってしまっては元も子もありません。面倒くさがらずに、この実用面でのチェックをしっかりと行うことが、購入後の後悔を防ぐための重要なステップとなります。
購入前の必須チェック③ LBXやNX、ライバル車との比較検討

- UXだけでなく、他の選択肢と比較することで、UXの良さ・悪さが見えてくる
- レクサス内ではLBX(よりコンパクト)やNX(より広い)と比較
- マツダCX-3やBMW X1など、同クラスのライバル車種も検討対象に
レクサスUXの購入を決める前に、ぜひ行っておきたいのが、他の車種との比較検討です。UX単体で見ているだけでは気づかなかった魅力や、逆に欠点が見えてくることがあります。
まずは、レクサスブランド内の他のSUVと比較してみましょう。UXよりもさらにコンパクトで価格も安い「LBX」は、サイズや価格帯が近いライバルとなります。
LBXの後席・荷室はUX以上に狭いですが、最新のデザインや乗り心地の良さなど、比較すべき点は多くあります。逆に、UXよりも一回り大きく、後席や荷室に余裕があり、パワートレインの選択肢も豊富な「NX」も比較対象となります。
予算が許すのであれば、NXを選ぶことでUXの弱点であるスペースの問題は解消されます。
次に、レクサス以外のブランドのライバル車種との比較も有効です。国産車であれば、マツダの「CX-3」や「CX-30」などが、デザイン性や質感の高さで比較対象となることがあります。
輸入車であれば、BMWの「X1」やアウディの「Q2」「Q3」、メルセデス・ベンツの「GLA」などが、同じプレミアムコンパクトSUVセグメントの強力なライバルです。
これらのライバル車種は、走行性能、内装の質感、装備内容、そして価格設定などで、それぞれに特徴があります。
例えば、BMW X1は走行性能の高さ、アウディQ3は先進的なデザインなどが評価されています。これらの車種にも試乗してみることで、UXの持つ独自の魅力(例えば、デザインの個性や、レクサスならではの信頼性、静粛性など)を再認識できたり、あるいは「やっぱり自分にはこちらの車の方が合っているかも」と気づいたりすることができます。
焦って決断せず、幅広い選択肢を比較検討することが、最終的に満足のいく一台を選ぶための近道となるでしょう。
まとめ:レクサスUXで後悔しないための最終判断

- レクサスUXが「ひどい」「後悔」と言われる主な理由は、後席・荷室の狭さ、パワー不足感、価格に対する期待値など。
- 特に実用性を重視すると、スペース不足が大きなネックになる可能性がある。
- 一方で、都会的なデザイン、扱いやすいサイズ、軽快な走り、豊富なパワートレインは大きな魅力。
- 内装の質感や乗り心地についても、一定の評価はあるものの、期待値とのギャップを感じる人も。
- 後悔しないためには、試乗で乗り心地やパワー感を、実車で後席・荷室の広さを必ず確認する。
- 自分の使い方(乗車人数、荷物の量、走行シーン)でUXが許容範囲かを見極める。
- レクサス内のLBXやNX、他ブランドのライバル車種(CX-3, X1等)と比較検討する。
- 「レクサスブランド」への期待値を適切に持ち、エントリーモデルとしての特性を理解する。
- 燃費や維持費も含めたトータルコストを考慮する。
- 最終的には、メリット・デメリットを理解した上で、自分の価値観やライフスタイルに最も合うかを判断することが重要。
こんにちは、コンパクトSUVも気になる運営者です!今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
レクサスUX、「ひどい」とか「後悔」なんて言葉を見ると、ちょっとドキッとしちゃいますよね。でも、人気の裏返しというか、注目されているからこそ、いろんな意見が出てくるんだと思います。
UXって、デザインがすごく尖っていて、都会的でカッコいいですよね!あのシュッとした感じ、私も好きです。街中でも運転しやすそうだし、レクサスっていう安心感もある。だから、選ぶ人が多いのもよく分かります。
ただ、やっぱり「万能選手」ではない、ってことなんでしょうね。特に広さ。デザインを優先した分、後席や荷室はどうしても犠牲になっている部分がある。ここをどう捉えるかが、UX選びの最大のポイントになりそうです。
「カッコよさのためなら、多少の不便は気にしない!」「普段は一人か二人でしか乗らないから問題なし!」という方にとっては、UXは最高の相棒になるはずです。でも、「家族みんなで快適に乗りたい」「荷物もガンガン積みたい」という方にとっては、ちょっと役不足になってしまうかもしれません。
大切なのは、人の評価に流されるんじゃなくて、ご自身の「ものさし」で判断すること。ネットの「ひどい」っていう声も、「ふーん、そういう意見もあるのね」くらいに受け止めて、実際に試乗したり、実車を隅々までチェックしたりして、ご自身の使い方やライフスタイルに本当に合っているかを見極めてください。
もしかしたら、あなたにとっては「全然ひどくない!むしろ最高!」って思えるかもしれませんし、「うーん、やっぱり自分には合わないかも」って気づくかもしれません。どちらにしても、自分で納得して選んだ一台なら、きっと後悔はしないはずです。
あなたのクルマ選びが、素敵な未来につながることを願っています!